目次
・『N-VAN』を“夜更かし仕様”にする
・超ハイカロリーキャンプめしを食う
・広々空間で夜更かしもはかどる
・純正アクセサリーを使って「即席カーシアター」
・おわりに
・今回のイチオシアイテム
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出かけの際には公式HPでご確認ください。また、事前にお住まいの地域やお出かけ先の情報を確認し、ご計画をお願いいたします。
旅先での夜は興奮する。それがキャンプ場であれば、なおさらワクワクする。
できれば、少しでも長く起きていたい。なんなら一睡もせず、特別な夜を味わい尽くしたい。
というわけで、キャンプ場でひたすら夜更かしをすることにした。
彼はライターの小野洋平。いま、関東のとあるキャンプ場に来ている。そう、夜更かしをするために。
夜更かしの「背徳感」と、キャンプ場や車中泊の「非日常感」が掛け合わさったら、きっと最高のレジャーになるに違いない。
夜更かしが目的なので、到着したのは夕方5時。まもなく陽が沈もうとしている。
春の夕方の暖かくやわらかな気候にすでにちょっとだけ眠いが、春眠暁を覚えない!の精神で完徹を目指したい。
『N-VAN』を“夜更かし仕様”にする
ちなみに、せっかくのキャンプ場だが、夜なので基本的には車中でずっと過ごす。
さっそくHondaの『N-VAN』を夜更かし仕様にアレンジして、快適にダラダラできる空間を整えていく。
まずは左右の窓に、純正アクセサリーの「ウインドウメッシュ」を取り付ける。網戸的なアイテムで、夏の暑い夜など、窓を開けて休息したいときに重宝する。
さらに、その上から「プライバシーシェード」をかぶせる。外からの視線を完全に遮ることができるので、自宅にいるときのように自然体でくつろげる。
後方部には、「テールゲートメッシュ」も装着。メッシュ仕様で風通しがよく、ロールアップもできるので出入りもラクになる。
「テールゲートカーテン」もかぶせてみた。車外にプライベート空間を拡張することができる優れもので、車の中にいながらちょっとしたテント気分も味わえる。
なお、後部のラゲッジスペースと助手席側のリアスペースには「マルチボード」も設置。下段に荷物置き場を確保しつつ、上段には一晩を明かすには広さ十分のくつろぎ空間が生まれる。
助手席を倒すと、成人(身長170cm弱)が足を伸ばして寝転がれるスペースを確保できた。
テントを持っていなくても、1泊や2泊するぶんには車中でぜんぜん問題ない。軽自動車だからけっこう圧迫感あるかもなーと覚悟していたけど、実のところかなり快適だ。
そんなわけで、『N-VAN』の「夜更かし環境」が完璧に整った。
超ハイカロリーキャンプめしを食う
さて、なにをしようか。
夜は長い。とりあえず、ご飯を食べよう。
今夜のキャンプめしは、揚げ物主体の茶色弁当。
夜更かしの背徳感をより爆増させる、カロリーの権化。
なお、キャンプめしとは言ったものの、スーパーの惣菜を詰め合わせただけである。
貴重な時間を「ダラダラ」に全振りするため、料理など手間のかかることはいっさいしないことにした。結局、スーパーの惣菜が一番うまいしな。
食後のポテチうまい。あー背徳背徳。
ティッシュも取り出しやすい位置にセットされているので、ベタベタの手で車内を汚さず安心。
こちらも純正アクセサリーの「ルーフコンソール」。ティッシュなど、使用頻度の高いアイテムを収納できる。
広々空間で夜更かしもはかどる
さて、陽もどっぷりと暮れ、本格的に夜になった。
しかし、夜更かしタイムはここからが本番。
ランタンに灯りをともす。
ランタンは純正アクセサリーの「ルーフインナーラック」にS字フックでひっかけて使うと便利だ。
まずは読書タイム。好きな漫画を1巻からじっくり熟読する。
もう何度も読み返している作品だが、夜のキャンプ場の静寂のなかで読むとまた違った味わいがある。
なお、ルーフインナーラックには漫画やゲームなど、ちょっとした小物を収納できて便利。
その後もゲームをしたり、ネットニュースを眺めたりしていたら
まんまと眠くなってきた。
というわけで、少しだけ仮眠をとる。
大事なのは完徹をすることではなく、無理なく夜の時間を楽しむこと。手段が目的化してはいけない。
1時間の仮眠でコンディションを整えてから、改めて夜更かしを再開しよう。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・3時間後。
まんまと寝過ごしたが、まだまだ夜は長い。
時刻は午前2時。
春とはいえ、この時間はさすがに冷える。
ここで切り札、夜食用のラーメンセット。とんこつスープはスープジャーで保温し、麺は家で茹でてきた。なお、麺は茹でたのち、ごま油などを絡ませておくと固まりにくい。
静寂のなか麺をすする。冷えた体にとんこつスープが染みる。
具なしの素ラーメンが、こんなにもうまいとは。
純正アクセサリーを使って「即席カーシアター」
さて、そろそろ夜更かしキャンプのメインイベントといこう。
車内にスクリーンを設置して「カーシアター」をつくり、映画を観たい。カーシアターというと大げさだが、設置は簡単。
純正アクセサリーの「ルーフインナーサイドパイプ」に、S字フックでプロジェクターのスクリーンをひっかけるだけ。60インチのスクリーンなら、『N-VAN』の車内にギリギリおさまる。
あとはプロジェクターをマルチボードの上に置き、映像を投影するだけ。思いのほか、ちゃんとカーシアターだ。
なお、「外部電源入力キット」を使い、外部接続用ケーブルとオートキャンプ場などの外部電源設備を接続すれば、エンジン停止中でも車内で電化製品を使用できる(AC100V/最大1500W)。
「テールゲートカーテン」をかぶせた半屋外スペースに椅子を置き、そこから鑑賞する(※車外への音漏れ対策のためヘッドフォン必須)。
急ごしらえの割には、機能的で快適なシアターだ。
スクリーンのサイズと距離もちょうどよく、周囲が暗闇と静寂に包まれているため映画の世界に没頭できる。
そうこうしているうちに夜が明けてきた。
10時間ぶりの外。徹夜明けだというのに、この爽やかさはどうだ。
やっぱり夜更かしするならキャンプ場に限る。
おわりに
というわけで、ただただキャンプ場で夜更かしをした。
非日常の環境で、あえて「家でもできること」をする。
自然のなかで過ごす特別な夜に、ゆっくりダラダラと時間を使う。
それが逆に、贅沢で豊かな体験に思えた。
また『N-VAN』はもちろん純正アクセサリーも、この車専用だけあってどれも簡単に使用でき、快適な夜更かしを“めちゃ楽”にサポートしてくれた。
なかには「わざわざキャンプ場ですることか?」と感じた人もいるかもしれないが、そう思う人ほどぜひ真似してみてほしい。ものすごく楽しいから。
今回のイチオシアイテム
最後に今回使用したアイテムを改めておさらいしておく。
どれも使い勝手は良かったが、なかでも……
車内に「広々空間」と「収納スペース」を同時に生み出す「マルチボード」が今回のベストワン。今回は荷物少なめだったが、寝袋やキャンプ道具もそこそこ詰めるので、本格的な車中泊の旅でも活躍してくれそうだ。
※今回紹介した純正アクセサリー
<車内のプライバシー保護や快適性を向上>
>ウインドウメッシュ
>プライバシーシェード
>テールゲートメッシュ
>テールゲートカーテン
>外部電源入力キット
>マルチボード(ラゲッジ用・リア用)
<収納力を向上>
>ルーフコンソール
>ルーフインナーラック
>ルーフインナーサイドパイプ
詳しくはHondaアクセスのサイトをご覧ください。
編集:
やじろべえ株式会社
撮影:
松倉広治
撮影車:
N-VAN +STYLE FUN・ターボ Honda SENSING/FF