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休みがほしいぞ

今回はホンダアクセスの「めちゃ楽キャンプ」サイトの広告企画ということで、車を一台貸してもらえることになった。

Hondaの「N-VAN(エヌバン)」である。軽自動車なんだけど、これ一台で海から山からキャンプから、帰省から買い物から仕事まで、たいていのことはオッケーというのだ。

なるほど、それはいい。今回のワーケーション企画にぴったりじゃないか。


これがHondaの「N-VAN(エヌバン)」

今年の夏は花火大会や夏フェスなんかも再開されて、たくさんの人が休暇を満喫したと聞く。本当によかったですね。

いま神様みたいな目線でものを言ってしまったが、できれば僕だって休みを満喫したい。山にも行きたいし海にも行きたい、キャンプだってしたい。しかし計画的に休みをとる癖がついていないので、今年もまた完全に乗り遅れてしまった。

今回はせっかく車を借りたので、仕事をしながら山にも海にもキャンプにも行きたいと思う。計画性がない、だけどやりたいことだけはたくさんある、そんな僕みたいな大人たちに、この記事を送ります。

 

まずは山を満喫しよう

僕はトレイルランニングという競技に長いこと取り組んでいる。山を走るマラソンみたいなものだ。


山はいい。特に夏の山は最高。

本当は毎日だって山を走っていたいのだけれど、僕は野生のカモシカではないのでそうもいかない。普段ならば休みの日に友だちを誘って練習に行く程度だ。

だけど今日はあえて休みを取らず、仕事の前に山にやって来た。いま早朝6時である。


おはようございます。N-VANはテールゲートを開けて純正アクセサリーの「テールゲートカーテン」を装着すると広々とした試着スペースみたいな空間ができる。ここでサクッと着替えてすぐに走りだせます。

仕事の前なので何をしても自由なはずなのに、通勤とは逆走して山に向かうのがちょっと後ろめたくもあった。


とはいえ、朝の涼しい時間帯がトレランには最高です。

普段ならば電車とバスで山のふもとまで行き、トイレで着替えてコインロッカーに荷物を預けてようやく走りだせるのだけれど、車があるとそこまでのゴタゴタを全部すっとばして山に入ることができるので無駄がない。


おかげでどれだけでも走れるぜ!うひょう!

 


と思ったけど、6時台でこの暑さは想定外。

日の出の後の1時間くらいはまだ涼しかったものの、止まると足元に水たまりができるくらい汗をかいた。

すでに1日分のエネルギーを使い切った感もあるが、忘れちゃいけないのはこのあと仕事だということだ。倒れないうちに急いで車に戻る。それでもまだ8時前。


長い一日が始まった予感がしました。

 


テールゲートカーテン」を使ってすぐに着替えて

 


何もなかったように仕事を開始する。

 

仕事を始めます

頭を切り替えて勤務を始める。

この日、会社には外からリモートワークをすることを伝えてあったのだが、取引先にはもちろんそんな話はしていない。午前中の会議は山のふもとから参加した。


できるビジネスマンは違う。

 


ワーケーションってこういうことだろうか。

山のふもとの駐車場である。近くで鳥がチュンチュン鳴いていて、たぶん相手にも聞こえていただろう。それでも誰も何も言わずに打合せは進行した。みんなオンライン会議にも慣れてきて、部屋がきたないとか音がうるさいとか、そういう細かいこと言わなくなりましたよね。

会議が終わってしまえばこっちのもの。上半身だけ着ていたジャケットを脱いで、ラフな格好で涼しい風の吹き抜ける駐車場で残りの仕事をこなした。


ほんとに今ならどこでも仕事ができるな。

Honda純正アクセサリーは純正アクセサリーなので当然なのだけれど、車にぴったり取り付けられて、車の実用性を倍くらい上げてくれる。特に「テールゲートカーテン」には今回の取材を通してどれだけ助けられたことか(翌日土砂降りになります)。

このあと、勤務を終えたらキャンプに向かいます。

仕事を終えたら車中泊

勤務時間ぎりぎりまで働いたら、次はキャンプへと突入する。

キャンプといってもキャンプ場へ行ってテントを張ったり火をおこしたりしている時間はないので、借りた車で車中泊である。

今回は近くにあった「RVパーク」施設という駐車場みたいな場所を選んだ。トイレもシャワーも電子レンジも使えて、さらに車に電源まで引けるのだ。


人んちの駐車場に見えるけど、これがRVパーク。すぐ近くにコンビニがあって、非日常すぎないところが安心できます。

 


RVパークは電源が使えるので純正アクセサリーの「外部電源入力キット」を使って車内に電源を引いておけば

 


車内のコンセントから家にいるみたいに電源が使える。

トレイルランニングのレースは早朝スタートのことが多いので、これまでもレース会場の近くで車中泊をしたことがあった。しかしそれは、言ってしまえば「しかたなく」の車中泊である。

今日は違う。休暇と仕事をつなぐため、あえて選んだ車中泊なのだ。
気持ちの持ちようがぜんぜん違う。


この車、コンパクトに見えて車中泊モードにするとちょっとすごい。純正アクセサリーの「プライバシーシェード」で外からの視線を完全にシャットアウト。こういうところは車の窓の形状に完全にフィットする純正品がぜったい有利だ。同じく純正アクセサリーの「ウインドウメッシュ」と併用することで、風だけが吹き抜ける仕様となる。

 


カプセルホテルよりぜんぜん快適。というかほぼ理想郷です。

さすが車中泊を想定した車と純正アクセサリーの組み合わせである。風が入るわりに外からの視線もほとんど感じないし電源も使い放題。

なんだこの理想郷は。2週間くらい暮らしたい。ダウンロードしておいたサメの映画をパソコンで見たら迫力が倍増して感じられた。

とはいえ閉め切った空間に男一人である。さっきいちおうシャワーは浴びたけど、山を走った後だ。それはちょっとにおいとか気になるんではなかろうか。


そんな人には純正アクセサリーの「アロマモーメント」である。これ、今回の僕のために用意されたわけではなく、純正アクセサリーというからすごい。自分の汗くささを消すのを目的にした、僕のような使い方をする人は、あまりいないと思うが、車内がアロマに包まれることで気分転換になるし、より寛ぎ空間が快適に感じるのは気のせいではないはずだ。次のトレランレースはこの車で行きたい。

こうして快適な車内で夜が更けていく。


サメ映画を見終えたのでマンガに突入。実はいま、外は土砂降りなんですが。

昼間の暑さが手伝ってか、大気が不安定になっており、夜中に大雨が降った。ような気がした。

テント泊だったら、うかうか寝ていられないくらいの雷雨だったようだが、車中泊なのでそのへんも安心である。どかどか鳴る雷の音も粋なBGMに聞こえる(うそ、本当は超怖かった)。洞窟で暮らす最初の人類みたいな気分である。

全巻制覇しようと思って持ってきたマンガを半分も読まないうちに眠くなり、8時前に寝た。


普通に寝すぎた。

2日目の朝。

世間は平日の朝だが、気分はキャンプ場での夜明けだ。キャンプだったら前日食べ散らかしたバーベキューの跡を見てブルーになりながら片付け始める時間帯である。テントってたたむの面倒くさいよね。

しかし車中泊なので片付けも一瞬で終わる。ぱぱっと片づけてコンビニで買ってきたおにぎりを食べたら、今日はこれから海に行こうと思う。何度も言うがこの日も休みは取っていない。


朝日を浴びながら食べるおにぎりこそがキャンプの醍醐味。

 

2日目は海

車を走らせてRVパークからほど近い海岸にやってきた。

休みの日には混み合う場所だが、平日の朝いちばんなのでほとんど人がいない。


ここでも「テールゲートカーテン」を使ってさくっと着替えて

 


海!

 


はい最高!

正直ちょっと眠かったが、海に着いたとたんに目が1.5倍くらい開いた。平日の朝の海をほとんどひとり占めだ。


テントを張っている人たちを見るとちょっと羨ましくなるが、汗だくで片付けしなくていいのが車の良いところですよね。

 


まだ眠いのは否定しない。そしてワーケーションってこうやって一人でやるものなのか、という疑問もある。でもこうしてぼーっと海を眺めているだけでもいいものです。

1時間ほど波の音を聞きながらぼーっとしたところで今日も仕事の時間がやってきた。

おれはいったい何をしているんだろう、というまともな気持ちはこの際忘れて、一気に車へと駆け戻る。


この瞬間がある意味通勤。

 


はいちょっと着替えますよー。

海から上がって5分で仕事である。ほんとに?ワーケーションってこんなに忙しいもの?

とはいえ実は車中泊で寝過ごしたのでもう10時前である。フレックスタイムをギリギリまで拡大解釈して仕事をしている。


仕事時間はちゃんと働くのが大人。この日書いた文章をあとで見返したら妙にテンションが高かった。

 

急な雨でも大丈夫

きのうから大気が不安定で、晴れていたと思ったら急に涼しい風が吹いてきてさっと曇り、雷鳴とともに土砂降りになる。

そんな真夏の不安定な天気にも車があれば大丈夫。雨を眺めながら仕事をするのもまた一興である。


外は土砂降りだけどこれもまた楽しい。ここでも純正アクセサリーの「テールゲートカーテン」が大活躍だった。ちょっとしたテント気分である。

 


もちろん車内で仕事もできる。N-VANはコンパクトな車なのだけれど「マルチボード(いま僕が座っている床)」や「ルーフインナーラック(室内の天井に設置できるラック)」のおかげで荷物をボードの下や天井に収納できちゃうので車内が雑然としなくていい。「マルチボード」は車内を簡単にフラットにできて、足を伸ばして座ったりもできる。

 


ちょっとしたものをひっかけておくのに便利なのがこの「ユーティリティフック(ちょっとしたものを掛けておけるフック)」と「有孔ボード(フックを使って物を掛けたりマグネットでメモを貼ったりもできる)」。整理整頓ができて、車内環境が一気に快適になる。これすら純正アクセサリーで用意されているあたりは、車を使い倒すにはもってこいのアイテムラインアップだ。これ、僕の部屋にもほしい。

次はお昼ご飯を買いに出かけますよ。

お昼は道の駅で

せっかく車があるので昼食は少し移動して道の駅まで買い出しにやってきた。座って仕事していたら眠くなった、というのも理由の一つだけど。


道の駅って行きたいけど車がないと行きにくい場所にあったりしますよね。

 


大盛況です。

道の駅は大盛況だった。こんな場所が近所にあったらどんなに便利かと思うが、たまに行くからこんなにテンション上がるのかもしれない。


ハイテンションでうっかりスイカを買うところだったが、一人では食べきれないなと冷静になってガマンしました。

 


シャインマスカットだ!(好物なので買いました)

 


プラムも買った。これも大好物。

野菜や果物って出先で買うと重くて持って帰れないのでいつもあきらめていたのだ。その点車だと買い放題である。


ソフトクリームも食べちゃうもんね。

 


ちょっとこれ以上の休暇はないんではないか。

うっかり道の駅を満喫してしまったが、そろそろ昼休みが終わってしまう。午後の仕事が始まる前にいそいで海辺の駐車場に戻ってお昼を食べた。


この新幹線のテーブルみたいな便利グッズは「簡易テーブル」。これも純正アクセサリーである。シンプルなアクセサリーだがこれが実はかなり有能。ご飯も食べられるしちょっとしたデスクワークもできちゃう。

急いで昼ごはんを食べたら午後の部に突入。同僚から連絡が入ると微妙に罪悪感があるのは僕がまだワーケーションに慣れていないからだろうか、それともすぐそこに海の音が聞こえる環境だからだろうか。


この日も就業時間まで勤務をして終了。

この二日間、ほとんどを車で過ごしているわけだけれど、それほど疲れていないというか、むしろ自分の生活にフィットしすぎていて、もう職場も家もこれでいいんじゃないかとすら思えてきた。いつかこの車でアメリカ大陸を横断したいと思います。

ワーケーション、おもしろ体験でした

というわけでまる二日間、仕事をしながら山と海とキャンプを堪能した。正直ちょっと忙しかったが、頭の中が休みと仕事の間を高速で切り替わる感じがおもしろかった。

もちろん長い休みを取ってしっかりごろごろする方がいいのはわかるけど、こういう密度の高いエクストリームワーケーションもまた、いい思い出になると思いますよ。

これはアリだ

計画の段階ではぜったい無理だと思っていたのだけれど、いざやってみると山→仕事→車中泊→海→仕事、というエクストリームワーケーション、これはこれでアリだなと思いました。なにしろ準備も計画もほとんど不要なのがいい。

しかしこれで「休みが取れないから」なんて言っていられないなと思った。仕事しながらでもいろいろできちゃうんだから。

今回借りたN-VANがかなり便利だったのは言うまでもないけど、なにより純正アクセサリーの「かゆいところに手が届く」感じが使っていて気持ちよかった。そうそう、ここにこれがあると便利なんだよねー、というものが全部そろっていて、今回みたいなワーケーションにはぴったりだと思いました。


ほぼ家。趣味と仕事を両立させるのは楽しいけどやりすぎると疲れちゃうので注意!

 

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