目次
・キャンプにはスキルが必要
・キャンプでも寿司が食べたい
・ネタを仕入れる
・職人を連れてくる
・キャンプで本格寿司を握ってもらう
・いい景色で食べる寿司は美味いのか
・寿司屋をさらに快適に
・焚火を眺めながら寿司を食べる幸せ
・キャンプは自由だ!
キャンプなのに寿司?
キャンプには憧れるが、大自然の中、限られた道具を使って自炊をするというのは初心者にはハードルが高い。
それにどうせならいい景色の中で楽して美味しいものが食べたいじゃないか(キャンプを否定するわけではないです、単に僕のスキルが足りないんです)。
美味しいもの、それは寿司である。
今回は大人の力を駆使して、キャンプで本格寿司を食べてきました。
キャンプにはスキルが必要
キャンプといえばいい景色の中での自炊である。今回もホンダアクセスからHonda純正アクセサリーを装着した『N-VAN』を貸してもらったのでオートキャンプのできる川原までやってきた。
Honda純正アクセサリーを装着した『N-VAN』。これに乗ってワーケーションしたこともあります(記事リンクhttps://www.honda.co.jp/ACCESS/easy-camp/article/20220928-2.html)
僕だって大人である。キャンプの二度三度くらい経験済みだ。
キャンプはだいたい現地に着くとテントを建てながら晩御飯の準備をするだろう。今回のようにきれいな川が近くにあれば、そこで釣った魚で料理を、なんてことになるかもしれない。
しかし、そうなるためにはある程度のスキルが必要なのだ。僕を含め、たいていの初心者は、テントを建てるだけで疲れ果てて昼ごはんはインスタントラーメンで済ませたりするんじゃないだろうか。
いい景色の中で食べるインスタントラーメンはそれはそれで最高なんですけどね。
しかも今回はN-VANにHonda純正アクセサリーのシートカバー防水タイプと防水仕様のオールシーズンマットを装着装備しているので、ちょっとくらいラーメンをこぼしても大丈夫、という安心感がある。
キャンプでも寿司が食べたい
いい景色の中で食べるインスタントラーメンは美味い。それは認める。
しかしである。さらに手の込んだ美味いものを、いい景色の中で食べたらさらに美味いはずじゃないか。
手の込んだ美味いもの、それは寿司である。
寿司は室内で食べるもの、という認識を覆したい。
寿司は普段、インドアで食べる。それであれだけ美味いということは、いい景色で食べたら、これはもうどうにかなってしまうんじゃないか。
今回のゴールが決まった。いい景色の中で最高の寿司を食べる、である。
大人の調整力とN-VAN とHonda純正アクセサリーさえあれば夢は叶うということを実証してやりますよ。
ネタを仕入れる
美味い寿司を食べるための二大条件、それは「新鮮なネタ」と「職人」だろう。今回はこれに三つ目の条件として「いい景色」を加えたいと思う。我ながらほれぼれする計画である。
まずは新鮮なネタを仕入れに行こうじゃないか。
ネタの仕入れはここ、鮮魚一筋35年の魚屋「魚卓」さんである。これまでもいろいろな無理難題をお願いしてきたので、キャンプで寿司を握るからネタを選んでください、なんてのは朝飯前だろう。
信頼と実績の魚屋「魚卓」さん。
キンメダイがうまそう!
魚卓社長:寿司握るの?キャンプで?誰が?
安藤:そこは職人に任せようと思っています。
魚卓社長:あー、ならこのへん持って行ってもらえば間違いないかなー。
魚卓社長の浅見さんにこの日いちばんのネタを選んでもらいました。
最初は釣った魚で寿司を!と一瞬考えたのだけれど、そうなると釣りのプロを呼んでくる必要がある。船も要るし、ウニとか勝手に捕ったら法に触れる。ネタの調達はプロに任せるに限るのだ。これぞ大人のキャンプである。
仕入れたネタを満載したクーラーボックスを、タイダウンベルトでしっかりと固定してキャンプ場へと向かう。こういう装備アクセサリーが純正でそろっているN-VANは寿司を握ることを前提につくられているとしか思えない。
しかも防水仕様のラゲッジマットはクーラーボックスから少々の水が出ても大丈夫です。
職人を連れてくる
新鮮なネタは用意できた。次は寿司職人である。もちろん自分では握ることができないので、この企画のために本物を呼んできた。
寿司職人・金丸剛久さん。
いまいきなり場面が寿司屋に移動していて焦ったことだろう。でもちょっと引きのアングルで見てもらうと寿司屋ではないことがわかる。
車である。
なんとN-VANの車内である。
横から。
寿司職人の金丸さんに入ってもらうため、車内を寿司屋仕様にしたのだ。
それにしてもこれ、今回のために特別に発注したものでもなんでもない。N-VANの純正アクセサリーに寿司職人の私物を合わせただけである。
職人の私物以外はぜんぶ純正アクセサリーです。カウンター部分はマルチボードを使用。
いつもはもっと広い場所で握っているであろう金丸さんに、さすがに手狭ではないかと恐縮しながらも聞いてみたところ、そんなこともないとのことだった。
「欲しいところに手が届くというか、すごく居心地がいいですね。寿司屋として合格レベルだと思います。」
まじか。HondaはいますぐN-VANの寿司屋仕様車を販売するべきだ。これ、キャンプでやったらヒーローになること間違いなしだろう。
興奮する現場(僕)をよそに、寿司職人が仕込みを始める。
「これまでの寿司人生の中でも、こういうところで握るのは初めてですね。」そりゃあそうだろう。そしてたぶんこの先もないと思います。
※衛生面には最大限注意を払いながら仕込みをしていただいています。
無駄にのれんを付けたことで寿司屋感がアップした。のれんはテールゲートバーという純正アクセサリーに付けた。本来はタオルやハンガーをかけられる便利なアクセサリーとのことだけれど、今はどう見てものれん用のバーにしか見えない。
職人による仕込みがだいたい終わったようなので、いよいよ握っていってもらいたいと思う。いざ、キャンプ寿司のはじまりです!
キャンプで本格寿司を握ってもらう
それにしても今回のキャンプ寿司、これほどホンダアクセスの販売する純正アクセサリーがみごとにはまった企画もないだろう。もう寿司屋用の装備として一式セットで売りだしたらいいと思う。
まず、前席と 寿司屋はセパレートカーテンで仕切られているので酢飯のにおいが運転に影響しない。
セパレートカーテンのおかげで酢飯のにおいが運転席、助手席には影響しません。
寿司職人が愛用するこまごまとした道具類は、有孔ボードを使って機能的かつおしゃれに配置することができた。
有孔ボードには寿司屋の道具がきれいに掛けられました。
広告企画なので無理にでも便利に使わなきゃ、と最初は思っていたのだけれど、使ってみたら寿司屋にぴったりすぎて逆にちょっと怖かった。
外部電源入力キットで電源をひっぱってこれるので
シャリだって炊けます。
ルーフインナーサイドパイプ+クロスバー(固定式)には手ぬぐいやタオルがかけられる。
純正アクセサリーだけで寿司屋になる車なんて他にあるだろうか。それともどのメーカーでも機能性を追及していくと寿司屋にたどり着くのだろうか。日本の不思議を体感した思いである。
ここだけ見ると完全に寿司屋ですが
引いても寿司屋ですね。
興奮する僕の目の前で職人が慣れた手つきで寿司を握ってくれる。その手元だけを見ていると完全に新橋あたりの寿司屋にいるかのようなのだけど、15度くらい目線を振るとそこは大自然、川が流れているのだ。
寿司屋、キャンプ場に現る。
いい景色で食べる寿司は美味いのか
川の流れに耳を傾けながら職人の手さばきに見とれていると、超うまそうな寿司が握られて出てきた。
おまち!
いただきます!
うっま!
このロケーションで食べる寿司、やはり最高にうまい。車の窓越しに差し込んでくる夕日が寿司ネタを暖かく光らせている。
夕日が最高の隠し味です。
ウニは濃厚だしキンメダイは甘い。いいネタをいい職人がいい景色の中で握るとこういうことになるのだ。正直いろいろ調整するのに10日くらいかけたが、やってよかったと思える瞬間である。
寿司屋をさらに快適に
とはいえここは川のほとりにあるオートキャンプ場である。夕方になって風も吹くようになってきた。
そんなときにも純正アクセサリーが役に立つ。
テールゲートメッシュである。
完全体。
テールゲートメッシュを装着することで風通しのよさはそのままに、寿司職人の居住空間を快適にサポートだ。
何度も言うがこれも純正アクセサリーである。ホンダアクセスはどれだけN-VANを寿司屋にしたいのか。
解放感も魅力的だが、少し個室感を持たせたいときにはさらなる純正アクセサリーもある。テールゲートカーテンである。寿司屋でいうところの、のれんをくぐる前の生垣的な存在か。
テールゲートカーテンを装着した寿司屋。
一見さんお断りな感じになった。
テールゲートカーテンの中に入ると妙な個室感があって、職人さんが自分だけのために最高の寿司を握ってくれている気分になる。この寿司屋、記念日に家族を連れて来たい。
中とろがまた
信じられない美味さでした。
テールゲートカーテンに囲まれていると、ここがキャンプ場だったことを忘れてしまうが、一歩外にでると川の流れが聴こえてきて頭が混乱する。
そういえば川原だった。
焚火を眺めながら寿司を食べる幸せ
ちょっと落ち着いて、せっかくなので焚火を起こしてみた。
そうしたら驚いた。焚火を眺めながらの寿司がまた最高なのだ。
世の中にこれ以上の贅沢があるだろうか。
高級な寿司屋ではカウンターの前で職人と向かい合って緊張感の中で食べるものなのだろう。それはそれでガチンコ感があって憧れるが、そういった日本の心の部分をいったん忘れて、気持ちよく美味しいものを食べたいというのであれば、キャンプ寿司はかなり上位に入ってくると思う。
最高すぎる。
焚火の温かさと川のせせらぎ、美味しい空気、そして美味い寿司。人生にこれ以上なにを望もう。
最高すぎるので僕目線でもどうぞ。
ちょうど寿司を食べ終えたころ、焚火も燃え尽きようとしていた。夕日が山のかなたに沈んでいくのが見える。
最高のキャンプでした。
さっきも書いたが寿司屋はホンダアクセスの純正アクセサリーだけを使って組んだ。ということは撤収にもさほど手がかからないのだ。テントとかタープとか、作るときより片付ける方が時間かかるぞ。
そのてん純正アクセサリーならば、ぱぱっとシートレイアウトを変えたらそのまま車中泊モードに切り替えることができるのだ。
さっきまでカウンターテーブルだったマルチボードが、すぐにフラットな床に!寿司屋からマンガ喫茶に早変わりである。
プライバシーシェードを装着したら一気に車中泊仕様に。このあとは前回の記事へと続くわけですね。
では僕はこのまま車中泊へと突入します。みなさんおやすみなさ~い。
キャンプは自由だ!
キャンプは楽しいが、準備がたいへんだったりして初心者がいきなりやろうとするとなかなかにハードルが高かったりする。少しずつ経験をつんで上達していくのもキャンプの醍醐味なんだろうけど、このくらい自由に、楽して好きに楽しめるキャンプもいいんじゃないかなと思いました。
こういうキャンプもアリ!