2024.07.11 | ニュースリリース

フロアカーペットマットのリサイクルに関する共同開発を開始
〜純正アクセサリーにおけるリソースサーキュレーションの実現にむけて〜

 株式会社ホンダアクセスは、東レ株式会社、東レ・アムテックス株式会社、日本VIAM株式会社と4社合同で、車内の床に敷く「フロアカーペットマット」の水平リサイクルに関する共同開発を開始しました。

 Honda車専用の純正アクセサリーを開発・販売するホンダアクセスでは、2024年4月19日に発売されたHonda N-VANから、従来のポリプロピレン素材からサステナブルマテリアルであるリサイクルPET素材に変更したフロアカーペットマットを投入し、以後順次Honda車への適用を拡大していく予定です。これにより原材料製造時のCO2排出量の削減を見込んでいますが、さらに次の段階として、フロアカーペットマットから樹脂材料を抽出し、再びフロアカーペットマットを製造する水平リサイクルの可能性を検討するため、共同開発をはじめました。

 今回の共同開発では、フロアカーペットマットから樹脂材料を抽出するための技術と、リサイクルしやすいフロアカーペットマット製品を作る技術の開発に取り組みます。フロアカーペットマットはさまざまな繊維素材の複合体であり、リサイクルして細い繊維に再加工するためには不純物の除去・管理が重要となるなど、一般的な射出成型品の開発とは異なる難しさがあるため、共同開発に関わる4社の強みをそれぞれ活かし、将来のリサイクルの実現に向けて取り組みます。

 フロアカーペットマットの水平リサイクルにむけた共同開発を通じて、Hondaが重要課題として取り組む「リソースサーキュレーション」の実現への貢献を目指してまいります。

FREEDHonda N-VAN用フロアカーペットマット