様々なシーンで使えて便利!
キャンプ仕様のハンガーラック
更新日:2018.04.04
キャンプのとき、脱いだ衣類(とくにアウター)をどこに置きますか?
チェアの背もたれにかけたり、コットの上に畳んだり、バッグに入れたり、落ち着く場所はそこそこあります。少しでも荷物を減らしたいキャンプにおいて、衣類をかけておくためのファニチャーなんて不要!ということなのか、市販品もあまり見かけません。
そこでDIYの出番。周りに使っている人が少ないということは、もし衣類をハンガーにかけてきれいに整理していたら、それは絶対に目立つはず。オシャレなものならなおさら!それに衣類以外にも、キッチンに配置すればフライパンやキッチンツールを吊るして使えそう!と、使用イメージ&DIY欲が膨らんできました。キャンプで使うために重要なのは持ち運びやすさ。そこをクリアすればいいモノが作れそうです。
簡単に組み立て&分解ができてコンパクトに収納できる。それでいてオシャレで実用的。そんなキャンプ仕様のハンガーラックをDIYしてみました。
作り方はとっても簡単!木材に穴を開け、塗装をして、棚板を作る。最後に棚板固定用のマジックテープを固定すれば、作業完了です。
パーツは脚4本、上段用丸棒1本、下段用丸棒2本、そして棚板です。すべてのパーツを分解して持ち運べます。棚板はロール式にして、丸めて収納できるようにしました。また、持ち運びを考慮し、全高は100cmと、ハンガーラックとしては低めに設計しています。
組み立て方は、まずは脚をクロスして穴に上部用の丸棒を差し込みます。コチラの丸棒には抜け防止用として内側にダボ栓を付けています。
続いて下部用の丸棒を脚の穴に差し込み、
最後にロール式の棚板を設置すれば、できあがり!とっても簡単です。
おまけに、ハンガーも作ってみました。お好みの長さにカットした木材に穴を開け、細いコードを通せばオシャレなハンガーがあっという間にできあがります。
Completed -完成-
ちょっとした装飾を施し、まずテントの入り口に置いてみました。ホワイト系のテント&タープに合わせるならばと、濃いめのカラーにしたのは大正解。アウターをハンガーにかけ、棚板にシューズを置けばステキな玄関に。
ここでキャンプ仕様ならではのこだわりポイントを紹介します。真横から見るとよく分かるのですが、脚の長さは前の2本をやや長めにしたアシンメトリーの形状です。全高100cmというハンガーラックとしては低めの作りながら、この形状により、棚板の前部にシューズを置いても、ハンガーにかけた衣類と干渉しにくくなっています。
キッチンスペースに配置してみても違和感がなく、スタイリッシュで実用的。上部の丸棒には調理器具を引っかけたり、S字フックを使えばいろいろな物を吊り下げられます。また、棚板上のスペースはクッカーや調味料、クーラーボックスを置くなど自在にアレンジが可能です。自分の持っている道具で使用するシーンをアレコレとイメージするのが楽しくなります!
小型の灯油ランタンを2つ、吊り下げてみました。ランタンハンガーとしてもいいですね!
収納時は、ロールタイプの棚板で脚・丸棒をクルクルと巻いて、ひとまとめにして持ち運べます。細長くなり、ラゲッジスペースにも余裕で収まりました。
自宅では衣類をかけるのが主のハンガーラックですが、キャンプでは使い道がいろいろ!様々なシーンで活躍できます。DIY初心者でも簡単に作れるため、DIYのとっかかりがつかめないと感じている方には特にオススメ!気軽にチャレンジしてみてくださいね。
- 監修: 友松すのこ
撮影協力: スプラッシュガーデン秩父