キャンプの名脇役が大変身!
おしゃれな
木製ウォータージャグカバー

更新日:2017.05.31

今回Hondaキャンプ編集部が「ほかにはないスタイリッシュなものを作りたい!」と注目したキャンプギアは、ウォータージャグです。

ウォータージャグの材質はプラスチック製が大半で、あとは金属製。ナチュラルテイストのキャンプサイトに一体化するような木製のものはそうそうありません。
水を汲んで貯めておくという役割上、持ち運びやすさや衛生面を考えれば当たり前かもしれませんが、クーラーボックスのように高い保冷力が必ずしも必要なわけでもない。もし、使い勝手はプラスチック製のまま、木の質感を感じられるおしゃれなものがあったなら、ナチュラルテイストのキャンプサイトに、さらなる統一感とオリジナリティを持たせられるに違いない!

そこで今回は、木製のキャンプファニチャーと一体感を出せる、スタイリッシュでおしゃれなウォータージャグ作りにチャレンジします。
ともあれ、ウォータージャグをイチから作るのではなく、DIYならではの発想の転換です。プラスチック製のウォータージャグ本体を木で覆う、木製のウォータージャグカバーを作って、おしゃれに変身させたいと思います!

ベースとしたウォータージャグは3L容量のタイプ。このジャグの寸法を基準にし、木材で囲んでいきます。ジャグコックはプラスチック製だとちょっと味気ないため、ステンレス製のものを用意しました。

今回使用した木材はホワイトアッシュ。非常に丈夫で質感の高い木材です。手に入れるのが難しい場合は、ホームセンターなどで手に入る集成材などでもOK。
製作の手順は至ってシンプルで、カットした板を用意すれば、あとはほとんどがボンドで貼り合わせる作業となります。箱型の半分をボンドで貼り付けて固定できたら内寸を測り、カッターで簡易断熱材をカット。それを板の内側に両面テープで貼り付けます。

この簡易断熱材の貼り付けは、冷やした飲み物をウォータージャグに入れてドリンクサーバーとして使う場合、ウォータージャグカバー内の保冷力をある程度維持することを想定しています。

箱型のまわりに装飾板を貼り付け、スライド式の蓋板の加工をしたら、あとはワックスを塗れば完成です。

Completed -完成-

今回は3つのウォータージャグカバーを作製し、それぞれ違う種類のワックスを使い分けて、色・質感のアレンジを楽しんでみました。どれも木製のキャンプファニチャーと一体化した、統一感のある仕上がりです。誰もが「えっ? これウォータージャグなの?」と思うはず。

3つ作ったので、水、ハーブジュース、フルーツジュースと、別々の飲み物を用意。

複数のウォータージャグカバーを作って実際にキャンプで使う場合、入れた飲み物がわかるように、こんなプレートを追加であしらってみるのもいいでしょう。

キャンプサイトに3つ並べて使ってみました。木のカバーをつけただけで、自然の中によく映えるようになりました。また細長いタイプのウォータージャグがベースなので、シルエットもスマート。ステンレス製のジャグコックも質感と注ぎやすさがアップしています。こだわったところが思い描いていた通りにできた時の喜び、これもDIYの醍醐味のひとつですね。

収納にもひと工夫。持ち運び時のことも考慮し、カバーの蓋を開けてウォータージャグをコックごとスッポリと中に収納できるよう設計しています。

車載時には横に積み重ねても安定感抜群。デッドスペースがほとんどない、スッキリとした収納を可能としています。
※ウォータージャグに内容物が入っているとこぼれる恐れがあります。車載時は空の状態にしましょう。

木の質感はキャンプサイトにピッタリ!DIY初心者でも手軽にチャレンジできるので、ぜひ作ってみてください。色、装飾などに変化をつけるなど、お好みで自分仕様のアレンジも楽しんでみてくださいね。

今回DIYしたギアの作り方はこちら