キャンプのキッチンを格好良く整理!
スタイリッシュな
木製スパイスボックス

更新日:2018.02.28

今回は、調味料を収納するスパイスボックスをDIYしました。
キャンプ料理に凝りだすと持っていく調味料の種類が多くなり、気づけばキッチンテーブルの上に調味料がいっぱい出てる、なんてこともしばしば…。調味料を整理するためのスパイスボックスは多く市販されていますが、コンパクトなものだと種類があまり入らない。かといって、大きめのものにしてしまうと、今度はキッチンテーブルの上には置けず、別で棚やテーブルを用意する必要があります。
キャンプのキッチンはただでさえ狭いもの。できることなら調味料はコンパクトにまとめたいですよね。そこで、たくさん収納できて、それでいてキッチンテーブルの上に置いても場所を取らない省スペースのものは作れないだろうかと思い、考えてみました。

省スペースにするためにまず考えたのが、高さを使うこと。棚を2段にして、種類を多く収納できるようにします。ただし、2段にすると調味料の容器の大きさが限定されてしまうので、物によっては別の容器に小分けにして持っていく必要があります。今回はせっかくなので、すべての調味料を別の容器に入れ替え、スタイリッシュにディスプレイしたいと思います!

ボックスの形状は、2つの棚を中央で固定して開閉する箱型にしました。分かれた2つの棚を繋げることで、片方は小さい容器がたくさん入る2段の棚、もう一方は仕切り位置を高めにし、液体調味料などの高さがある容器の収納も可能にする設計です。
左の棚の上段の小さいスペースには、

薬さじなどを入れることができる引き出しを作り、デッドスペースを無くしました。

棚枠ができたら、背板の取り付け。背板は一枚板でもよいのですが、個性を出すために4枚の板を使って固定しました。どれも同じ木材なのですが、微妙な木目の違いがアクセントになります。また、角をやすりがけして立体感を出すことで、オシャレ感がさらにアップ!

調味料の落下防止用の丸棒を取り付け、塗装を終えたら、2つの棚を蝶番で固定します。丸棒は、他より濃い色の木材を使うとちょっとしたアクセントに。

最後に、取っ手、留め具をビスで固定すれば完成です。金具はシンプルながら存在感のあるアンティーク調をチョイスしました。

Completed -完成-

展開時の大きさがわかるよう、クーラーボックス(約50L)の上に置いてみました。とてもコンパクトながら安定感があります。シンプルで潔いスクエア形状、そして個性と存在感を主張するアンテーク調の金具により、上質な家具のような仕上がりになりました。
調味料をすべて入れてみると、

美しい!
小瓶と液体調味料用のボトル、それぞれを同じもので統一したことでよりスタイリッシュになりました。
薄型のためキッチンテーブルの上で展開しても邪魔にならず、十分な作業スペースを確保できます。これなら調味料を出しっ放しにしてしまうことも減りそうですね。

もちろん棚としての実用性も抜群で、ひと目で使いたい調味料の場所が分かり、調理時の視線移動も楽に行えます。

左の棚上段の引き出し。薬さじのほか、スティック状の調味料を入れても良いですね。

ボックスを閉じてもとてもコンパクトなので、手軽に持ち運べます。
背面の見た目も4枚の板で仕上げた甲斐があり、良い雰囲気になりました!
※運搬時にはガタツキを防ぐため、中に布などを詰めて緩衝材にしましょう。

このスパイスボックスがあれば、キャンプキッチンのオシャレ度と調理の効率が格段にアップします。ボックスのサイズや棚板の位置は、お好みの調味料容器に合わせて調節を。そして金具や差し色などをアレンジして、自分だけのオリジナルボックスを作ってみてください。

今回DIYしたギアの作り方はこちら