テーブルにさりげないアクセントを!
オシャレで実用的な
木製テーブルトップハンガー
更新日:2017.10.25
今回DIYしたギアは、テーブル上のアクセントにもなる木製テーブルトップハンガーです。
テーブルの上をオシャレに見せたいと考えた時、クロスを掛けて、花や観葉植物などを飾るのが定番。確かにこれで華やかにはなるのですが、その反面、シンプルさが損なわれてしまう気が…。また、キャンプをしているときのテーブル上は、カップやお皿などで、いつの間にか乱雑になりがち。ただでさえ狭いスペースに、飾りだけのエリアを作るのももったいない。シンプルだけどオシャレで、それでいて実用的なギアを作ることはできないかとアイデアを巡らせていました。
そこで思いついたのが、今回のギアです。ヒントは、ポールハンガーでした。上に伸びたポールにフックが付いた、省スペースで帽子やバッグなど様々なものを掛けられる収納家具。これを小さくして、テーブルの上に置けるようなものを作れば、カップなどの小物をぶら下げられて結構便利かも、とアイデアが浮かびました。小型のバッテリーランタンを引っかけられる構造にすれば、夜はテーブルライトとしても使える! イメージが膨らみます。
今回最も頭を悩ませたのが、台座部分の形でした。オーソドックスな丸型の台座だと持ち運ぶ際にかさばってしまう。そこで、棒状のパーツを3つ組み合わせる形にしました。台座部分も分解して持ち運べるようにしようというわけです。丸型と比べて作業は増えましたが、自分のこだわりをカタチにするのがDIYの醍醐味!
それぞれのパーツをしっかりかみ合わせるためには、1本の木材から削っていく手法もありますが、作業の難易度が高め。そこで今回は、あらかじめ細分化してカットした木材を用意しておき、それらをボンドで貼り合わせていく手法を採用しました。貼り合わせ時のズレを防ぐため、原寸の台紙を用意し、確認しながら貼り合わせます。
あとは幹部分、枝部分の加工です。幹部分は曲線にカットすることで、樹木らしい造形になります。幹に取り付ける枝の位置は、自由にアレンジするのもいいですね。
塗装を終えれば、DIYは完了です。さあ、組み立ててみましょう。
パーツは3つの台座部分、幹部分、4つの枝部分で構成されます。
台座部分を組み合わせて、幹部分をネジ留めします。そして、4本の枝を幹にそれぞれネジ留めしたら完成です。
Completed -完成-
今回特にこだわったのは、幹に曲線を採用したことと、枝を少しナナメ上に留まるようにしたことです。まるで小さな木のような、ステキな仕上がりになりました。それぞれの枝にカップをぶら下げてカップ置き場に使ってもいいですし、軽くてコンパクトなバッテリー式ランタンをぶら下げれば、夜のリビングではオシャレな間接照明となります。
手元を照らしたい時のランタンスタンドとしても便利。テント内でも活躍します。
台座部分だけなら、熱いケトルやクッカーなどを置く鍋敷き代わりにも使えます。
持ち運び時はこの通り、台座部分を分解できるので細長くコンパクトに収納できます。頑張った甲斐がありました。専用の収納袋も作成すれば、愛着も増しますね。
台座は丸型でも使用時の性能は変わりません。簡単に作りたい方は、丸型で作っても良いと思います。
簡単に組み立てできて、持ち運びも楽々。ちょこんとテーブルの上に置くと、さりげない存在感をアピールできます。今までありそうでなかったキャンプ小物ができました。家庭ではインテリアとして使うのもいいですね。
また今回は幹部分に曲線を採用していますが、直線にしてもOK。そうすればキッチンペーパーホルダーとしても機能します。自分の好きなカタチにしたり、枝部分の長さや本数を変えてみたり、アレンジを楽しんでDIYしてみましょう。
- 監修: 友松すのこ
撮影協力: 赤城山オートキャンプ場