最近、コテージやバンガローを使ったキャンプが大人気。
つまり、テントを使わないスタイルで、初心者や小さな子ども連れでも野外の楽しさを満喫できます。今回は、そんなバンガローキャンプの紹介です。
更新日:2012.09.10
初心者や家族連れに大好評。バンガローやコテージを増設するキャンプ場が増えています
キャンプは、野外レジャーの主役。春~秋のキャンプ場は家族や若いグループでいっぱいです。テントを張って、BBQを楽しんで、キャンプファイヤーで盛り上がって…。でもそんな見慣れたシーンに、最近変化が訪れているようです。
そのひとつがテントを使わないキャンプの流行。えっ? と驚く方もいるでしょうが、キャンプの新しいスタイルとして、年々ファンが増えているとか。
それは、バンガローキャンプと呼ばれていて、その名のとおり野外レジャー用の宿泊施設を利用するスタイル。つまり、お泊まりは建物を使ってしまおうというライトなキャンプの総称です(コテージを使う場合はコテージキャンプ)。ちなみに、バンガローとコテージの違いは、「いまさら聞けない アウトドア用語集」でチェック!
それって「軟弱」と笑われそう…なんて心配している方がいるかもしれませんが、そんな心配は無用。明るいうちは野外での時間を満喫して、夕食も星空を眺めながらエンジョイ…そして、部屋に戻って快適な睡眠というラクラクな感じが、家族連れや若い人たちに支持されているんです。
これからの季節、紅葉の林で過ごすひとときや、刻々と変わる空の色を眺めながらのお食事タイムは、外遊びの醍醐味。キャンプ=テント泊というイメージをちょっと変えるだけで、誰でもこれを満喫することができるようになります。テント泊はたしかに楽しいし、自然に抱かれて眠る一夜は最高の思い出になりますが、ちょっと敷居が高いと感じる人が多いのも事実。だったら、バンガローキャンプでこの世界にデビューしちゃいましょう。
バンガローキャンプは幼いお子さんを連れて行っても安心&快適
若い女性でも安心して楽しめます
バンガローキャンプにはどんなメリットがあるでしょうか。たとえば小さな子どもと一緒にキャンプを楽しみたいという家族のケース。
初春や晩秋。日中は過ごしやすくてとても快適ですが、日が沈むと気温が急降下。子どもや初心者は、充分な防寒がないと寒くて眠れない…なんてことも珍しくありません。
また、野山はいろいろな音に満ちていて実は結構賑やかです。川の音、虫の羽音、小動物の足音、風切音…昼間は気になりませんが、夜、テントの中で目をつぶると気になって眠れないという方も多いとか。でもそんなことは恥ずかしがることではありません。都会のマンションからやってくれば当たり前のことですし、最初はみんな同じ。でも、眠れないっていうのも困りものです。
バンガローならこういった心配は無用。ちょっと寒くなってきたな…とか、そろそろ眠くなってきたと思ったら、部屋に飛び込んじゃいましょう。1枚のドアが、寒さをシャットアウトしてくれるし、どうしても不安なら、暖房設備が整ったバンガローを選べばOK。音だって窓を閉めれば大丈夫。熟睡を約束してくれます。
初心者や小さな子ども連れにとって、もうひとつの心配のタネが天候。雨や雪は結構ストレスになりますよね。ベテランだって雨は避けたいけれど、初心者にはさらに高いハードルになってしまいます。雨の中では、お子さんの体調も気になりますよね。
最近のテントは防水性能がアップしていて、きちんとした製品なら雨漏りの心配はありませんが、出入りなどで湿気や水気が入ってジメジメした感じになってしまうし、濡れたままの保管は厳禁なので帰宅してから干し直しをしなければなりません。
マンション暮らしでは、テントを広げて干すスペースが頭痛のタネ。こういったことを考えれば、雨の予感がしたらちょっと足が止まるのは当然です。
でも、バンガローなら難問解決。もともとテントは無縁ですが、他の道具類も雨が降ってきたら室内にしまい込んでしまえば大丈夫。クルマに収納してもよいのですが、1度完全にたたまなければなりません。バンガローならセットアップに近い状態でOKですから、雨が上がってもう1度使う時もラクラク。屋根付きウッドデッキのあるタイプを選べば、雨が降っても外で料理を楽しんだりティータイムを味わうことができます。
バンガローキャンプは用具もライト。照明用のランタンやテーブル、イス、調理用具あたりを用意すれば充分です。布団の用意がない場合はシュラフも必要ですが、3シーズン用で構いません。あとは、食材を保管するためのクーラーボックスがあれば便利ですね。この程度の装備ならコンパクトカーで充分に運べます。誰でもすぐに始められる外遊びですね。
バンガローキャンプは、野外で過ごす楽しさと室内の快適さのコラボレーション。まさにいいトコ取りです。さあ、この秋お手軽キャンプに挑戦してみましょう。
※このコンテンツは、2012年8月の情報をもとに作成しております。