愉快な大人の遊び
絶対盛り上がる!グループキャンプにおすすめの「当番キャンプ」

さぁ、梅雨が明ければキャンプシーズンもピークを迎えます。
家族で、仲間で、同僚で…グループキャンプの楽しさは格別ですね。今回おすすめするのはちょっと変わった「当番キャンプ」。かつて米軍の兵士たちが楽しんだという愉快な大人の遊びです。

更新日:2013.07.10

役目を決めたら絶対服従!

朝食当番に任命されたら、どれだけ夜更かししようが、朝はみんなより早く起きて、朝食を用意してください!

夏休みになると、どこのキャンプ場も大賑わい。手軽で気楽な少人数キャンプも楽しいけれど、友達、同僚などで出かけるグループキャンプの魅力も見逃せません。
今回ご紹介するのはそんなグループキャンプのちょっと変わった楽しみ方。…というより、愉快なアレンジと言ったほうがいいかもしれません。キャンプがちょっとマンネリ化しちゃって、何か面白いアイデアを…なんて方にもおすすめです。

これは、アメリカ軍の兵士たちの間で休日に楽しまれていたというスタイルで、ジョークの混じった遊びです。陽気な大男たちが笑いながら、食べて、飲んで、騒ぐひととき。それをもっと楽しくしようと考えついたアイデアでした。
それは、キャンプにおける役割分担を固定して全員がそれに従う「当番キャンプ」。たとえば、ある人をウェイターと決めたら、すべての世話は彼が担当。つまり、他は全員ゲストというわけ。レストランのようにコップ一杯の水も、ご飯のお代わりも、スイーツの取り分けも…ウェイターは注文ひとつで動かなければなりません。ちなみに、ここでは一旦役割が決まったら、年齢も上下関係も一切忘れるというのがルール。それが面白いんです。さらに凝るなら、蝶ネクタイとホワイトシャツ、メイド風エプロンあたりを用意すれば完璧です。

兵士たちはこんな風に楽しんでいたようです。ウェイター役は、クジやコイントスで決定! もし上官がサーブ役になってしまったら…部下に命じられても笑顔でカクテルを作らなければなりません。
どんなリクエストでも、返事はニッコリ笑って「イエス! サー!(かしこまりました)」。
部下に「スープがぬるい!」なんて叱られたりしたら、もうテントサイトは爆笑の渦。それぞれ、与えられた役割を楽しく、愉快に演じるわけです。

薪割りも当番にしましょう。夏場はこの労働がけっこうきついんです…

シュラフ干しも当然ながら当番制。快適な夜を過ごすためには、けっこう大事です

アレンジ次第で、友達でも家族でも・・・

さて、こんな当番キャンプですが、どんなグループでも楽しめます。うまくハマれば、忘れられない思い出になったり、親しい人の意外な才能や魅力を発見したりできますよ。

当番を決めることで、気兼ねなどがなくなり、キャンプがいっそう楽しくなります!

たとえば、親子で楽しむなら、子どもたちをサーブ役に抜擢して、お父さんとお母さんはテーブルに座ったまま…。意外に張り切ってがんばるかもしれませんし、子どもの意外なやさしさにホロリとするかもしれません。サークルやクラブだったら、アレンジは無限。先輩後輩が逆転したり、女性は全員座ったままで、男性陣がひたすらリクエストに汗をかく…なんていうのもウケそうですし、そんな姿にキュンとして恋が芽生えたりして…。初日の朝に一番遅く起きた人が、翌日は先に起きてコーヒーを淹れ、全員を起こして回る…なんてルールも好評でした。当番をひとりに限る必要はありません。

全体の人数が多かったり、負担が大きいようなら2人、3人と増やしてもOK。1時間ごとに交代なんていうのもワクワクします。朝、昼、夜で変えるのも手。2泊以上のケースなら1日ごとに持ち回りも…。いずれにしても、注文の聞き役だった人が、一転してリクエスト側に回り、今度は気まま放題、言いたい放題(笑)っていうのはかなりエキサイティングです。
もちろん、ジョークが通用する関係が前提で、非常識な無理無体を言うことは禁物! 度が過ぎてはOUTです。キャンプが原因でギクシャクしたのでは本末転倒ですからね。まさに押したり引いたりの塩梅が分かる大人の遊びであり、気心の知れた友達同士のスマートなジョークです。

ちなみに、キャンプ以外でも応用可能です。たとえば、ホームパーティーや忘年会だって、同じアレンジで大盛り上がり! ぜひお試しください。

※このコンテンツは、2013年7月の情報をもとに作成しております。