汚れを広げないことが重要!
雨キャンプの撤収方法と
帰宅後の処置

雨の日のキャンプで頭を悩ます問題のひとつが撤収時。キャンプ中にできるだけ道具が濡れないように対処していたのに、撤収の際に汚してしまってはもったいない。帰宅後の後始末も大変になります。雨の日の撤収では濡れと汚れを広げないことが重要。そのためにも撤収の順番が大切です。今回は、雨の日の撤収についておさらいしましょう。

更新日:2020.06.17

タープの下での作業が基本!
雨の日の撤収の手順

1.小物を片付ける

まず、タープの下で小物を片付けます。雨に濡れずに作業できるので、落ち着いてていねいに収納しましょう。
片付けが済んだものからクルマに積み込む、またはコットの上に置くなど、地面に直接置かないようにして、泥が付着しないないようにしましょう。

椅子は泥が付着しがちなので、汚れと水分を布で拭き取ってからクルマに積み込みます。ある程度きれいにしておくと、帰ってからは湿気を飛ばすだけでいいので手入れが楽になります。

2.テントを片付ける

タープの下でテントをたたみます。フライシートは軽く雨を拭き取っておきましょう。
大型テントの場合は、まずは濡れていないインナーテントから先に取り外して片付けます。インナーテントだけを取り外せない場合は、通常通り、フライシート、インナーテントの順番に撤収してOKです。

少しでもほかのものを濡らさないように、濡れた面を内側にしてラフにたたみ、大きめのバケツにまとめます。帰宅してから干し直すので、きちんとたたむ必要はありません。
先に取り外したインナーテントがほとんど濡れていないようなら、インナーテントとフライシートを別々にまとめて持ち帰ります。
まだタープは張ったまま。タープの下でテントのポールの水分を拭き取ってからクルマに積み込みます。
ペグは本数が多いので少し大変ですが、泥を落としておくと、後々、乾いて落としにくくなったり、乾いた泥がパラパラと落ちて車内や部屋が汚れることを防げます。

3.最後にタープをたたむ

ほかの道具の積み込みが完了したら、最後にタープをたたみます。ずぶ濡れのタープはシートで包むか大きなビニール袋に入れて、先にクルマに積み込んだ乾いた道具を濡らさないようにしましょう。

帰宅後は
しっかり乾燥を!

帰宅後は道具を広げ、少しでも湿気ている道具は水分を飛ばしてからクローゼット等に収めます。

戸建ての場合

テントやタープを立てられる広さの庭があれば、立てて乾かすのが一番です。ベランダに干す場合は、張り綱を垂らしたままでは風でまって危ないので、まとめておきましょう。

マンションの場合

マンションでは、ほとんどの場合でベランダの手すりに干すのはNGです。下の階のベランダに干渉してしまう可能性がありますし、風で飛んでしまったら大変です。規約で定められているところもありますので、確認しましょう。マンションの場合はベランダの内側に、重しを乗せたり、張り綱でくくりつけるなどした上で直置きして、少しずつ乾燥させていきましょう。

完全に干しきらず、湿気を含んでいると、カビや錆の原因となり道具の寿命が短くなります。大切な道具ですから、面倒がらずにしっかり乾燥させて次のキャンプに備えておきましょう。

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※このコンテンツは、2020年6月の情報をもとに作成しております。