更新日:2012.07.31
暑い季節なので薄着になると思いますが、虫に刺されたり、木の枝などのケガを防ぐために、長袖、長ズボンが基本。帽子もかぶりましょう。靴はスニーカーなどで構いませんが、滑りやすい場所も多いので、トレッキングシューズなどアウトドアに対応したものをおすすめします。
捕虫網は、体格に合わせたバランスで選びましょう。水中用は網目が粗いもの(上)、陸上用は細かいもの(下)
捕虫網は、柄の長いもの、網の大きなものに目がいってしまいますが、体格に合わせて片手で自由に操れるものを選びましょう。特に子どもの場合は、大きすぎると持て余してしまい、採れる虫も採れなくなったり、移動時にあっちこっちに引っかかって危険なことがあります。柄が伸縮できるものがいいでしょう。また、あまり網目が細かいと空気の抵抗が大きくなってすばやく動かすことができません。チョウを捕まえる時には細かい網目を選びます。粗いと羽を傷つけてしまうからです。
水中の生きものを採る時には、こういった小型の網もあると便利です
なお水中で使う網は、陸上用よりも大きな網目を使わないと、水が抜けにくくて使い物になりません。また枠の形は、底に当てても隙間ができにくいよう、下側が真っ直ぐになったD字のような形のものが便利です。底泥を一緒にすくい上げて昆虫や魚を捕まえるので、頑丈なものを選ぶとよいでしょう。
ほかに便利なものはピンセット。クワガタの仲間は木の割れ目や剥がれかけた皮の間に潜んでいるので、これでつまみ出すのに使えます。この時に、木の皮を剥がしてしまうと、クワガタが二度と棲めなくなってしまうので、絶対に剥がすのはやめましょう。また、木の根元を捜すためにスコップやシャベルもあると便利です。
木の割れ目や、皮のすきまに潜んでいる昆虫を採るにはピンセットが便利
夜間の採集には懐中電灯を……。両手を自由にするため、ヘッドライトがあるとベストです
夜の昆虫採集では、懐中電灯が必携です。両手を空けるために、ヘッドライトをおすすめします。ほかには昆虫を入れるケース。一緒に入れておくとケンカする種類もいるので、いくつか用意していくと便利です。
蚊などを避けるための防虫スプレーも必須です。熱中症予防に、充分な量の飲料も欠かせません。夏は、突然の雨も珍しくないので、コンパクトになる雨具があれば便利です。
捕まえた昆虫を入れる虫カゴやケース、そして水生昆虫やザリガニにはバケツを持っていくといいでしょう