冬こそグランピング!こいし流
サイトコーデ術で夜をもっと美しく

更新日:2017.11.15

こいしゆうか
冬のキャンプも
グランピングなら手軽に楽しめる!

こんにちは!こいしゆうかです。

手軽にキャンプを楽しめることで近年大人気のグランピングですが、キャンプ道具がひと通り揃っていると、なかなか利用する機会がなかったりしますよね。
自分のお気に入りのギアを使うのも、キャンプの楽しみのひとつ。でもキャンプを続けていくほど道具はどんどん増えていき、設営も片付けも大変に。さらに、冬の時期は防寒具も加わって荷物でいっぱい、という経験がみなさんもあるのではないでしょうか。

そこで、たまには気楽にキャンプを楽しみたい、という方におすすめしたいのが、冬のグランピングです。

グランピングは、ハイスペックなテントをはじめ、設備が充実。季節によって変わりますが、冬季であれば、冬キャンプの最大のネックとなる「寒さ対策」の基本装備が揃っています。そのため、防寒具をいっぱい積んでも普段のキャンプより少ない荷物で済み、いつもは持っていかないような遊び道具も持っていけちゃいます。
また、設営撤収が不要なことも大きな魅力。寒いなかの設営や撤収は、なかなかハード。悪天候になってしまったら、さらに大変です。この作業がないというのは気楽ですし、しかもその分キャンプの時間が増えて、いつも以上に自分の時間を楽しめるんです。

今回は、キャンプ仲間の風美ちゃんと実際にグランピングを楽しんできました。本格的な冬の訪れに先駆けて、こいし流の冬グランピングの楽しみ方をご紹介したいと思います。
空気が澄んでいる冬は、一年で最も星がキレイに見える季節。その夜の思い出をより印象深くするためのサイトコーディネイトに挑戦します。せっかくグランピングを楽しむなら、よりグラマラスに装飾して、とことんいつものキャンプと違った気分を味わっちゃおうというわけです。

グランピングって何?
冬でも快適な理由って?

ご存知の方も多いと思いますが、グランピングとは「グラマラス」x「キャンピング」の造語で、自然の中、豪華にアウトドア体験ができる施設のことを指します。普通のキャンプと違って、どういったところが豪華なのか、寒さ対策の装備とあわせてチェックしていきましょう。

テントがコットン製のティピー型やゲル型

グランピングのテントはコットンを使ったものが主流で、ポリエステルを含んだものとコットン100%のものがあります。どちらも生地が厚く、中に入るとほんのり暖かさを感じます。中に暖房設備があればだんだんとテント全体が暖かくなるので、冬キャンプにはぴったりのテントです。もちろん小窓もあるので通気性はよく、昼間の時間も快適に過ごせます。

寝袋いらず、ベッドで眠れる

グラピング施設の豪華さの特徴のもう1つはベッド。キャンプに来てベッドで寝ることには賛否両論あるかもしれませんが、テントの中にベッドがあることでお家の布団と同じように暖かく眠ることができます。ベッドの材質は施設によりますが、エアーベッドやベッドマットなどが敷かれていています。ともあれ家やホテルで寝るのとは違ってもちろん自然を感じることができ、朝はテントにぼんやり照らされた朝日と、鳥のさえずりのなか目覚めることができます。

重厚感のあるソファやラグ

まるでホテルのように豪華なソファやラグが用意されている場合も。寒くて外にいられないときはテントの中でのんびり談笑をしながらくつろぐ、という楽しみ方もできますね。ホットカーペットやヒーターを備えた施設が多いので、比較的暖かく過ごせるのもうれしいところ。AC電源もあり、室内照明も完備されています。

もちろんバーベキューも楽しめる

外にはチェアやテーブル、それにグリルも完備。バーベキュー付きプランにすると、食材を持っていかずに手ぶらでバーベキューを楽しめます。もちろん食材を持ち込むことも可能です。

設備やサイトの雰囲気は、キャンプ場によって様々。事前にキャンプ場のホームページで確認しておきましょう。
ちなみに、キャンプ場を選ぶ際のポイントとして私がおすすめしたいのが温泉の有無。温泉は寒い冬キャンプでは特に身に染みるということはもちろん、温まった体のままテントのベッドにくるまるという体験は、普段のキャンプではできない、グランピングならではの特別な思い出になります。

冬のグランピングで
持って行くと便利な道具

ひと通りのキャンプ道具が揃っているグランピングですが、パーソナルなアイテムはいつものキャンプ通り持って行きましょう。また、いつものキャンプより荷物に余裕があるので、防寒具を多めに持っていくとより快適に過ごせると思います。

防寒具

衣類以外の防寒具は、ブランケット、クッション(座布団)、ダウンスリッパを持ってきました。ブランケットは、BBQなどで外で過ごすときに羽織ったり膝にかけたりできて便利です。意外と冷えやすいのはお尻。チェアの上に座布団やクッションを敷きましょう。また、テント内は足元から冷えてくるので、あたたかいスリッパやダウンスリッパなどがおすすめです。

耐熱ボトル、保温マグ

耐熱ボトルは適温のお湯を入れてタオルで巻くと、湯たんぽのような温もりを感じられます。もちろんボトルとしても使えるので、持っておくと便利です。また、冬場は飲み物が冷めやすいので、暖かい飲み物を入れておくのに保温マグも重宝します。

グランピングをもっと豪華に!
サイトデコレーションをしよう

さて、ここからが本題。サイトを自分流にコーディネイトします。そのために今回は、家から手作りアイテムやおしゃれなインテリアを持ってきました。

持ってきたのはガーランドやLED装飾、ドライフラワーなどの小物ばかり。これらを使ってちょっと装飾してあげるだけでも、サイトの雰囲気を変えることができるんです。

1.ガーランド

テントサイトを簡単に彩るのにおすすめのアイテムです。市販されているものもありますが、今回は自作して持ってきました。作り方は簡単、可愛い端切れを三角形に切り、紐に両面テープで止めただけです。
これをタープの幕体に沿って張っていきます。ピンと張るより、少したるませて張った方が綺麗に見えます。

2.LED装飾(ガーランドライト)

グランピングサイトは、夜になるとオレンジ色のランタンの明かりでぐっと雰囲気がロマンチックになります。よりグラマラスな空間を演出するのにおすすめなのがLED装飾。今回は市販のガーランドライトを使いました。
こちらもガーランド同様、タープの幕体に沿って張っていくのが基本。ガーランドと組み合わせて張るのもおすすめです。その際は、ガーランドよりもたるまないように張るのがポイント。夜は上からガーランドが照らされて綺麗に見えます。また、テントのキャノピー部分に張るのもアクセントになって綺麗です。
LED装飾は暗くなるまではなかなかイメージしにくいので、暗くなってから飾る場所を調整しても良いと思います。

3.テーブルセッティング

テーブルクロスやカッティングボードは、手軽に印象をガラッと変えることができます。自分の好みのものを用意しましょう。
バーベキュー付きプランにした場合は、コップやお皿はセットについてきますが、より雰囲気を出したい方は家にあるおしゃれなものを持ち込んで使うのがおすすめです。

こちらはテーブル上の飾りに使用。ドライフラワーや松ぼっくりなどを添えるとより豪華になります。では、実際に飾ってみましょう。

通常だとこのようなテーブル周りが、

飾り付けをすると

華やかに!

結構、印象が変わりましたよね。
チェアにブランケットをかけておくと、見た目が華やかになるだけでなく、寒い時にはすぐに膝にかけたり、羽織ったりできるのでおすすめです。

仕上げに玄関飾りとして、キャンプ場内で収拾した植物をタープの正面ポールにかけたら、自分たちだけのグランピングが完成!

すごい!
ちょっと装飾しただけで、より豪華になりましたね!

基本の設備は全部借り物だけど、自分たちでコーディネイトすることで、サイトに愛着が湧くよね。

あとは、LED装飾がどんな風に見えるか。暗くなるのをのんびり待ちます。

冬の澄んだ空気で楽しむ
星空とグランピングのコラボレーション

お待ちかねの夜。ライトアップされたサイトがこちら!

満天の星とのコラボレーションが最高です!
タープの正面メインポールの左右にLED装飾を張り、下にもランタンを配置。前方から綺麗に見えるようにライトアップしました。また、テントのキャノピー部分にもLED装飾を張って奥行きを出しています。

そして、冬の夜の楽しみといえば、やっぱり天体観測。夜は冷え込みますが、防寒着をしっかり持っていけば問題無し。どうしても寒くなったらテントの中に戻ればすぐに暖をとれるので、心ゆくまで楽しむことができます。キャンプ場によっては、天体望遠鏡をレンタルしているところもあるので、利用するのも良いでしょう。
この撮影は晩秋に行いましたが、真冬に行く際は、手袋やニット帽を装着するなど万全の防寒で楽しんでくださいね。

1日の最後はのんびりと焚き火。
出発前の準備も含めて、寒さ対策に何かと労力を要するこの時期のキャンプとは思えないほど、本当にゆっくりできました。

今回はサイトのコーディネイトを楽しみましたが、読書や手芸など、テントの中で時間を忘れて自分の世界に没頭するのも贅沢ですね。
人気のグランピング施設は、冬でも週末の予約は難しいそうですが、それでも他の時期と比べれば狙い目とのこと。大変さを理由に冬キャンプを我慢している方は、ぜひ気軽に楽しめるグランピングを楽しんでみてください。

協力:SAM(キャンプブロガー、星のソムリエ®)
モデル:森 風美

今回の遊び場

森と星空のキャンプヴィレッジ
〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120−1 ツインリンクもてぎ内
http://www.twinring.jp/f-glamping/

※このコンテンツは、2017年11月の情報をもとに作成しております。