「オデッセイ」の
車中泊の使い勝手を検証!

フリード+でキャンプをするイメージ写真フリード+でキャンプをするイメージ写真

「オデッセイ」の車中泊の使い勝手をキャンパー目線で検証。気になるシートアレンジ後の荷室の寸法・段差をはじめ、快適な寝心地を実現するためのテクニックや、実際にキャンプ場でカーサイドタープを取り付けた際の使用イメージなどをご紹介します。

更新日:2024.1.24

今回チェックしたクルマ

オデッセイ
タイプ:
e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION
ボディーカラー:
プラチナホワイト・パール
※オプション装着車

ポイント.1広さ

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値
※モデルの身長:約174cm

オデッセイは、床下にしまえる3列目シートと前後にスライドする2列目シートにより、さまざまなシートアレンジで車中泊を楽しめる。中でも最も広くベッドスペースを確保できるのが、運転席・助手席(1列目)と2列目シートを組み合わせたアレンジだ。
運転席・助手席のヘッドレストを外してリクライニングを最大まで倒したら、2列目シートも同じく最大までリクライニングを倒す。あとは2列目シートをスライドさせて1列目との間を詰めればOK。
2列目シートの背もたれから運転席・助手席の足元まで約208cmもあるため、横になって足を真っ直ぐ伸ばしてもまだまだゆとりがある。ただし、各シートの座面部分と背もたれ部分の間に段差があるので、厚手のマットを使うとともに、より快適に眠るために後述する段差の解消を実践したい。

3列目シートを床下に格納すれば、ファミリーでの車中泊も可能。
ほぼフラットな床面に縦120cm×横50cmのマットレスを2枚並べて敷くことができるので、身長がそれ以下のお子様であれば、横になることができる。

ワンポイントアドバイス

目的に応じて使い分けよう!
その他の車中泊に便利なシートアレンジ

3列目シート床下格納+2列目シートスライド最前端

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値

小柄な方におすすめのアレンジ。縦の長さは約160cmながら、床面をほぼフラットに使える。キャンプ場では、荷室にあるキャンプ道具をすべて降ろした状態から、2列目シートを前にずらすだけでアレンジできるという手軽さも魅力だ。

3列目シート格納+2列目シートを倒す

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値

仮眠や、ちょっとした休憩におすすめのアレンジ。オデッセイの2列目シートは背もたれとオットマンの角度を電動で簡単に調節できる。3列目シートを床下に格納した状態であれば、手元のスイッチ操作でリクライニングを倒すだけ。サービスエリアなどでのちょっとした休憩でも活用しやすい。
車中泊の際は、2列目シートを最後端までずらせば足元のスペースを約30cmまで広げることができ、より快適に過ごせる。

ポイント.2段差

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値

1列目、2列目ともに、シートの座面部分と背もたれ部分の間にそれぞれ段差が生じる。1列目は約16cm、2列目は約20cmの段差だ。シートをベッドにするためクッション性は非常に高いものの、より快適に過ごすためには厚手のマットレスを敷くなどして凸凹を解消しよう。

ワンポイントアドバイス

クッション材を使って段差を解消すれば、
寝心地がアップ!

より快適に過ごすためには、各シートの段差部分にクッション材を置いて段差を解消しよう。シート面をなるべくフラットな状態にしたうえで厚手のマットレスを敷けば、寝心地が格段に良くなる。
キャンプでは寝袋の収納袋に着替えを詰め込んで枕代わりにして使う人がいるが、それを応用してボストンバッグなどのバッグ類に着替えを入れてクッション代わりにするのもおすすめ。収納袋よりも容量が大きいため高さを調整しやすい。

ポイント.3キャンプ場での使用例

※数値はHonda測定値

オデッセイにカーサイドタープを装着すれば、車内を寝床に、カーサイドタープの下をリビングにするスタイルが実現できる。今回撮影したオデッセイ e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONは、全高169.5cm。市販のカーサイドタープの中には使用推奨全高の範囲外のものもあるため、カーサイドタープを購入する際は適応しているか確認しよう。

今回使用した道具

今回持って行ったのは、ソロで1泊2日の車中泊キャンプを楽しむことを前提にした道具。車中泊キャンプではかさばるテントが不要なため、ご覧の通り、すべての道具を積み込んでも荷室にはまだ余裕がある。低床で荷物の積み下ろしがラク。荷物を片側に寄せれば、2列目シートを倒して仮眠休憩を取ることもできる。
なお、オデッセイの純正アクセサリーには、車外からの視線を遮断できるプライバシーシェードの用意がない(2024年1月現在)。今回は持って行った道具に含めていないが、車中泊を快適に楽しむために欠かせないアイテムのため、各自用意しよう。

積んだキャンプ道具の一覧を見る

積んだキャンプ道具一覧

車に積んだキャンプ道具一式の写真
  1. チェアチェア
  2. カーサイドタープカーサイドタープ
  3. テーブルテーブル
  1. クーラークーラー
  2. キッチン用テーブルキッチン用テーブル
  3. ラックラック
  1. マットレスマットレス
  2. バーナーバーナー
  3. クッカークッカー
  1. 小物入れ小物入れ
  2. ゴミ箱×2ゴミ箱×2
  3. 枕
  1. 大人用の寝袋大人用の寝袋
  2. LEDランタンLEDランタン
  3. オイルランタンオイルランタン
  1. トングトング
  2. 焚火台焚火台
  3. コンテナコンテナ

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簡単に作れる!
自作シェードの作り方はこちら

オデッセイの荷室寸法や
キャンプ道具の積み方は
こちらもチェック!

今回使用したクルマ

オデッセイ e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION

  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※荷物は、必要に応じてラゲッジベルトなどでしっかり固定してください。
  • ※シートアレンジの各操作は、異物を挟んでいないか確認の上、無理に力をかけずに確実に行ってください。
  • ※各キャンプ道具は撮影のため用意したもので、形状等により積める量が異なる場合もあります。あくまで参考としてください。
  • ※当コンテンツ内にて掲載されているクルマのタイプ・ボディーカラーが販売されていない場合がございます。
    詳しくはそれぞれの車種サイトでご確認いただくか、販売会社にお問い合わせください。
  • ※このコンテンツは、2024年1月の情報をもとに作成しております。
監修者(アドバイザー):
稲垣朝則