焼く・蒸す・煮る・揚げるなど、一台でいろんな調理ができる魔法の鉄鍋、ダッチオーブン。今回は、このダッチオーブンでの調理をより快適にしてくれる便利アイテムと、長く使うために覚えておきたい日常のお手入れポイントをご紹介。自分の調理スタイルに合った便利アイテムをGETして、魔法の鉄鍋を使いこなそう!
更新日:2018.06.27
ダッチーブンは、ただ加熱するだけでも旨味をギュッととじこめてくれる便利な鍋です。タフで、焚き火や炭火の高火力にかけてもゆがむことはありませんし、いろいろな調理方法に対応するのが楽しいですね。
その際、ぜひ手に入れたいのが耐熱グローブやシリコンマット。重いダッチオーブンのフタを開け閉めする、移動させるときに使います。
●シリコンマット
シリコンマットは、鍋敷きとして、また、鍋つかみとしても使えます。グローブのように手の甲はカバーできませんが、サッと取り出して使えるのでバーナーでの調理に向いています。カラフルなデザインのマットがそろっているので、好みにあうものを探すのも楽しいです。
●耐熱グローブ
シリコンマットよりもしっかり熱から守ってくれるので、焚き火&炭火料理向き。長めのグローブであればより安心です。ただ、大きすぎたり、硬すぎたりすると鍋をつかみづらく感じますので、試着してフィット感を確認してから購入するのがおすすめ。
●リフター
焚き火にかけたままフタを開けるなど、よりハードなシーンで活躍します。長い方が焚き火でも安心して使えます。適度に縮められて、長く伸ばして使える安定感のあるリフターを選びましょう。
さて、ここからはダッチオーブン料理に付け加えると世界が広がる便利アイテムです。
●ベーコンプレス
ベーコンやステーキ、パニーニをプレスための道具。ただの鉄板ですが、プレスすることでホテルの朝食のようなカリカリベーコンになります。チキンやビーフだって、パリッとした焼き目がついて香ばしくなります。
使い方は簡単です。ベーコンやチキンをアツアツのダッチオーブンやスキレットに乗せ、その上からプレスするだけ。購入時は、ダッチオーブンやスキレットよりひとまわり小さいかどうか、確認しておきましょう。
●保温調理器
特定ダッチオーブン専用になりますが、アツアツダッチオーブンを入れて保温調理ができるアイテムもあります。火から下ろした状態で調理が進むので、お出かけや遊びに夢中になっても事故の心配がありませんし、燃料の節約にもつながります。調理だけでなく、パンの発酵、断熱効果を利用して冷たいデザート作りなどにも使えます。
その1.よく熱してから調理をスタートする
きっちりプレヒートしておくことで、食材のこびりつきを防ぐことができます。焦げ付き等のトラブルも防止できるので、食材を入れる前にしっかり熱しておきましょう。
その2.料理はなるべく早く取り出して汚れを落とす
残った料理はダッチオーブンの中で保管せず、なるべく早く別の容器に移し替えましょう。水分が多い料理はもちろん、トマトを使うなど酸味のきいた料理は思った以上に早く錆が発生してしまいます。
料理を取りだしたら、ザッと汚れを拭き取ります。鍋が冷めているなら水を入れて火にかけ、ブラシで汚れをかき出します。汚れごと湯を流したら、そのまま火にかけて水分を完全に飛ばして油を薄く塗っておきます。
その3.収納袋へは冷めてから入れる
油を塗って火から下ろしたら、完全に冷めた状態で収納袋へ。冷めないまま収納すると、結露によって錆びてしまう場合があるからです。
なお、ダッチオーブンはタフですが、衝撃や温度変化で割れることがあります。熱い鍋を濡れた地面や凍った地面に置くなんてことでも割れてしまうことがあるので、十分気をつけてください。
協力:WILD-1デックス東京ビーチ店
※このコンテンツは、2018年6月の情報をもとに作成しております。