動力伝達装置(エンジン制御コンピューター)
6速DCT型自動変速機を搭載した車両において、変速を制御するエンジン制御コンピューター(ECU)の配置が不適切なため、長時間の低速走行を繰り返すと、エンジンの熱影響によりECU内部素子の抵抗値が高くなることがあります。そのため、インナーシャフトセンサー及びアウターシャフトセンサーへ供給する電源電圧が低下し、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働き変速ができなくなり、最悪の場合、クラッチが切れ、駆動力が伝わらなくなり、走行不能となるおそれがあります。
サブハーネスを追加し、シャフトセンサーへ供給する電源電圧回路を変更します。また、電源電圧回路の変更に伴い、インナーシャフトセンサー及びアウターシャフトセンサーを交換します。
・使用者:ダイレクトメール等で通知します。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。
・改善実施済車には、車台番号付近に№4367のステッカーを貼付します。
車 名 |
型 式 |
通称名 |
対象車の車台番号の範囲及び製作期間 |
対象車の台数 |
ホンダ |
2BL-RC95 |
X-ADV |
RC95-1000014~RC95-1000977 |
964 |
RC95-1100005~RC95-1100294 |
290 |
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(計1型式) |
(計1車種) |
(製作期間の全体の範囲) |
(計1,254台) |