キャンプ道具で備える!
防災に役立つ車載BOXのつくりかた

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更新日:2024.12.25

これもあったら重宝する!
防災用に備えておきたい道具

寒川さんおすすめの4つの防災グッズ
エマージェンシーシート

非常用のブランケット。アルミ面を体側にして覆うと、体が放射する熱を反射し熱を保持。収納時は手のひらサイズで小さくなるけど、使用時の効果は抜群。

浄水器

フィルターを通すことで、有害なバクテリアや水生微生物などを除去。付属のパウチやペットボトルに浄水前の水を入れ、押し出すようにすると浄水された水が出てくる。

ソーラーパネル

災害時の情報収集に欠かせないスマートフォンなどの充電に有効。日光の強さにもよるが、その場しのぎの充電には必要十分。パタパタと折りたたむとノートパソコンくらいのサイズになるので持ち運びにもそれほど不便はない。

ロープ

荷物を運んだり、物干し代わりに使ったりと何かと便利なロープ。ロープワークを駆使すれば、いろんな場面で活用できる。

エマージェンシーシートは私も持っています。コンパクトなのに手っ取り早く暖がとれるんで、徒歩キャンプで荷物が限られたときに購入して、以来、常備しています。
防災グッズとしても人気だから、防災バッグの中に入っている、という人も多いかもね。
ポイントは、裾までしっかりと体を覆うようにすること。外からの空気を遮断すると、ほんの数分で暖かくなってくるのを実感するよ。
本当にあったかい! 収納時はあれだけコンパクトなのに、ひろげて体を包むだけでこんなに暖かくなるのにはびっくりします。雪山や冬のキャンプで何度、救われたことか。
浄水器は持ってないんですよね。登山や川下りなどのアウトドアアクティビティをする人は持っている人も多いかも。
水は備蓄しているに越したことはないよ。でも、備蓄した水は当たり前だけど使うほど減っていってしまう。浄水器を持っていれば、川の水を浄水したりして「補充」できる。補充できると思うと精神的にとても楽になれるんだ。
今回持ってきたものは、ペットボトルに装着可能なので扱いやすい。
実際に浄水してみると……
左が浄水した水で、右側は池から組んできた水。
しっかり綺麗になってますね。
うん、なんの違和感もなく飲めました。
私は浄水器で浄水した水を飲んだことがありますが、まだ体験したことがない人は、いざという時のためにお風呂の残り湯とかで試してみて、慣れておくことも重要かもしれませんね。
ソーラーパネルはスマホの充電用。ロープはいろいろな場面で何かと役に立つよ。
まず、災害が起きたときに大切なのは「自助」。すぐに支援がくるとは限らないからね。だからこそ、浄水器を使って自分で水を得たり、太陽の力を借りて電気を補充するソーラーパネルが有効なんだよね。
たしかに、いつ支援が届くかわからないですもんね。
余談だけど、サバイバルの「3の法則」というものがあって、どれも「3」の数字に関連していて覚えやすいから、ぜひ頭の中にいれておいて。
サバイバルの「3の法則」
体温=3時間
水=3日
食料=30日(あるいは3週間という説もある)
人は、適切な体温を維持できないと場合によっては3時間しか生きられないと言われている。また、水分は3日。食料は30日。
エマージェンシーシートで適切な体温を維持し、浄水器で水を得る。アウトドアの道具で自分の身を守ることができるんだ。

こいし流:
防災に役立つ車載BOXが完成!

寒川さんのおすすめグッズも追加して、今度こそ「防災に役立つ車載BOX」が完成! このケースに、バーナーやランタンを入れた防災バッグを加えた「いざという時の道具セット」で、実際にキャンプをしてみたいと思います!
こいし流:防災に役立つ車載BOXの中身

寝袋

マット

クッカー

ボトル

エマージェンシーシート

キャンドルランタン

浄水器

固形燃料

マッチ

ソーラーパネル

手拭い

シェラカップ

ロープ

撮影協力:有野実苑オートキャンプ場 https://arinomi.co.jp/
今回使用したクルマ:フリード

  • ※このコンテンツは、2024年12月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。