recyclemarc 廃棄段階のリサイクル
自動車リサイクル法 再資源化等の状況 2007年度

2007年度、Hondaとしての使用済自動車処理の最終工程であるASRの引取り台数は約38万台(前年比+13%)でした。三品目別の処理状況としましては、フロン類・ASRは使用済自動車台数とほぼ同じ傾向で推移、エアバッグ類については装着率が前年度に比べさらに上昇、前年比で+49%となりました。

2007年度の「使用済み自動車再資源化等の状況」

●期間
開始した年月日:平成19年4月1日
終了した年月日:平成20年3月31日
●再資源化量
品目 項目 2007年度 2006年度
(参考)
 フロン類
[説明]
 引取量  (1)CFC引取重量 (kg) 20,890.8 27,030.6
 (2)HFC引取重量 (kg) 67,149.1 50,389.6
 合計引取重量 (1)+(2)/Kg 88,039.9 77,420.2
 引取台数  (1)CFCの引取台数 (台) 77,822 97,075
 (2)HFCの引取台数 (台) 211,930 152,083
 合計引取台数 (1)+(2)/台 289,752 249,158
 エアバッグ類
[説明]
 引取個数  (1)回収個数 (個)[※1] 28,151 23,951
 (2)作動個数 (個)[※2] 217,668 132,533
 合計個数 (1)+(2)/個 245,819 156,484
 引取台数  (1)回収台数(台) 15,186 13,379
 (2)作動台数 (台) 100,681 64,170
 (3)一部回収/一部作動台数 (台) 188 150
 合計台数 (1)+(2)+(3)/台 116,055 77,699
 再資源化重量  引き取ったガス発生器の総重量 (kg)…A 19,658.4 16,139.6
 引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量 (kg)…B 18,497.6 15,187.9
 ASR
[説明]
 引取台数  (1)引取使用済自動車台数 (台) 335,597 289,062
 (2)委託全部利用投入解体自動車台数(台) 39,909 44,184
 合計引取台数 (1)+(2)/台 375,506 333,246
 引取重量  (1)引取ASR重量 (t) 59,012.5 49,327.2
 (2)委託全部利用引取ASR相当重量 (t) 6,960.4 7,617.5
 引取重量合計 (1)+(2)/t…C 65,972.9 56,944.7
 再資源化重量  (1)リサイクル施設投入ASR重量 (t) 48,836.0 36,075.6
 (2)リサイクル施設排出残渣重量 (t) 4,393.5 4,282.2
 (3)再資源化重量 (1)−(2)/t 44,442.5 31,793.4
 (4)委託全部利用投入ASR相当重量 (t) 6,960.4 7,617.5
 (5)委託全部利用排出残渣重量 (t) 92.7 343.0
 (6)再資源化重量 (4)−(5)/t 6,867.7 7,274.5
 再資源化重量合計 (3)+(6)/t…D 51,310.2 39,067.9
上記の2007年度再資源化等の実績は、公表(2008年5月19日)以降に一部の再資源化委託施設で実績の修正が行われましたので、下記項目の数値を修正しております。

  〔エアバッグ類再資源化重量〕
  ・引き取ったガス発生器の総重量(kg) 19,172.2(修正前) → 19,658.4(修正後)
  ・引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量(kg) 18,042.4(修正前) → 18,497.6(修正後)
   
  〔ASR再資源化重量〕
  ・(2)リサイクル施設排出残渣重量(t) 4,395.6(修正前) → 4,393.5(修正後)
  ・(3)再資源化重量((1)-(2)/t) 44,440.4(修正前) → 44,442.5(修正後)
  ・再資源化重量合計((3)+(6)/t) 51,308.1(修正前) → 51,310.2(修正後)
●再資源化率
品目 項目 2007年度 2006年度
(参考)
 エアバッグ類…B/A  ガス発生器の再資源化率(%)[※3] 94.1 94.1
 ASR…D/C  自動車破砕残渣の再資源化率(%)[※4] 77.8 68.6
●収支
品目 項目 2007年度 2006年度
(参考)
 フロン類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 612,149,028 522,179,038
再資源化等に要した費用の総額 (円) 634,059,457 547,246,514
収支 (円) △21,910,429 △25,067,476
 エアバッグ類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 215,309,636 139,247,869
再資源化等に要した費用の総額 (円) 247,433,915 167,041,139
収支 (円) △32,124,279 △27,793,270
 ASR
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 2,278,548,463 1,955,838,038
再資源化等に要した費用の総額 (円) 2,191,356,080 1,915,981,327
収支 (円) 87,192,383 39,856,711
三品目合計 払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 3,106,007,127 2,617,264,945
再資源化等に要した費用の総額 (円) 3,072,849,452 2,630,268,980
収支 (円) 33,157,675 △13,004,035
●基準適合施設名(自動車破砕残渣処理基準適合施設)

Hondaが使用した自動車破砕残渣処理基準適合施設は、下記 『 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 』 のホームページよりご確認ください。

 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部
注) [※1] 車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。
  [※2] 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。
  [※3] エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量
  [※4] ASR再資源化率計算式
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2007年度の再資源化等の状況について

1. フロン類
平成19年4月から平成20年3月で、289,752台のHondaの使用済み自動車からフロン類88,040kgを引き取った。内訳はCFCが24%、HFCは76%。払渡しを受けた預託金は612,149,028円。一方、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は634,059,457円で、収支は21,910,429円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約76円のマイナスとなる。
尚、フロン類及びエアバッグ類の引取り・再資源化については、これを適正、確実且つ効率的に行う為、一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託している。
2. エアバッグ類
平成19年4月から平成20年3月までの使用済自動車の中で、エアバッグが装備されていた使用済み自動車は116,055台。内、車上作動処理は100,681台で車上作動比率は86.8%。一方、引き取ったインフレータの個数は245,819個で、1台当たり装備個数は2.1個/台。指定引取り場所にて回収したインフレータの個数は28,151個で、再資源化施設へ投入されたインフレータの総重量は19,658kg。内、再利用できる状態にした量が18,498kgで、再資源化率は94.1%。(基準値85%以上)
払渡しを受けた預託金は215,309,636円で、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は247,433,915円。収支は32,124,279円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約277円のマイナスとなる。
3. シュレッダーダスト(自動車破砕残渣:ASR)
ASR処理となる引き取った使用済自動車は375,506台、内ASRとして引き取った車両は335,597台であった。引き取ったASRの重量は65,973t、その内55,796tをリサイクル施設及び全部利用に投入、51,310tをリサイクルした。その結果、ASRの再資源化率は77.8%になった。(基準値30%以上) 尚、ASRの引取り、適正・再資源化処理については豊通リサイクル(株)に業務委託している。
払渡しを受けた預託金は2,278,548,463円、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は2,191,356,080円であり、収支は87,192,383円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約232円のプラスとなる。
4. 3品目の合計

払渡しを受けた預託金の総額は3,106,007,127円、社内で要した費用を含めたリサイクル費用の総額は3,072,849,452円で、2007年度のフロン類、エアバッグ類、ASRの3品目の合計収支は33,157,675円のプラスとなった。

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