2008年度、Hondaとしての使用済自動車処理の最終工程である、ASRの引取り台数は約39万台(前年比+4.1%)でした。三品目別の処理状況としましては、フロン類・ASRは使用済自動車台数とほぼ同じ傾向で推移、エアバッグ類については装着率が前年度に比べさらに上昇、前年比で+11%となりました。
品目 | 項目 | 2008年度 | 2007年度 (参考) |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フロン類 [説明] |
引取重量 | (1)CFC引取重量 (kg) | 14,488.2 | 20,890.8 | ||||
(2)HFC引取重量 (kg) | 84,030.1 | 67,149.1 | ||||||
合計引取重量 (1)+(2)/Kg | 98,518.3 | 88,039.9 | ||||||
引取台数 | (1)CFCの引取台数 (台) | 55,141 | 77,822 | |||||
(2)HFCの引取台数 (台) | 265,965 | 211,930 | ||||||
合計引取台数 (1)+(2)/台 | 321,106 | 289,752 | ||||||
エアバッグ類 [説明] |
引取個数 | (1)回収個数 (個)[※1] | 37,586 | 28,151 | ||||
(2)作動個数 (個)[※2] | 339,162 | 217,668 | ||||||
合計個数 (1)+(2)/個 | 376,748 | 245,819 | ||||||
引取台数 | (1)回収台数(台) | 18,817 | 15,186 | |||||
(2)作動台数 (台) | 147,312 | 100,681 | ||||||
(3)一部回収/一部作動台数 (台) | 112 | 188 | ||||||
合計台数 (1)+(2)+(3)/台 | 166,241 | 116,055 | ||||||
再資源化重量 | 引き取ったガス発生器の総重量 (kg)…A | 26,244.1 | 19,658.4 | |||||
引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量 (kg)…B | 24,793.5 | 18,497.6 | ||||||
ASR [説明] |
引取台数 | (1)引取使用済自動車台数 (台) | 358,212 | 335,597 | ||||
(2)委託全部利用投入解体自動車台数(台) | 33,171 | 39,909 | ||||||
合計引取台数 (1)+(2)/台 | 391,383 | 375,506 | ||||||
引取重量 | (1)引取ASR重量 (t) | 66,941 | 59,012.5 | |||||
(2)委託全部利用引取ASR相当重量 (t) | 6,112 | 6,960.4 | ||||||
引取重量合計 (1)+(2)/t…C | 73,053 | 65,972.9 | ||||||
再資源化重量 | (1)リサイクル施設投入ASR重量 (t) | 59,034 | 48,836.0 | |||||
(2)リサイクル施設排出残渣重量 (t) | 6,230 | 4,393.5 | ||||||
(3)再資源化重量 (1)−(2)/t | 52,804 | 44,442.5 | ||||||
(4)委託全部利用投入ASR相当重量 (t) | 6,112 | 6,960.4 | ||||||
(5)委託全部利用排出残渣重量 (t) | 94 | 92.7 | ||||||
(6)再資源化重量 (4)−(5)/t | 6,018 | 6,867.7 | ||||||
再資源化重量合計 (3)+(6)/t…D | 58,822 | 51,310.2 | ||||||
品目 | 項目 | 2008年度 | 2007年度 (参考) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
エアバッグ類…B/A | ガス発生器の再資源化率(%)[※3] | 94.5 | 94.1 | |||
ASR…D/C | 自動車破砕残渣の再資源化率(%)[※4] | 80.5 | 77.8 | |||
品目 | 項目 | 2008年度 | 2007年度 (参考) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
フロン類 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 685,391,246 | 612,149,028 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 686,964,522 | 634,059,457 | ||||
収支 (円) | △1,573,276 | △21,910,429 | ||||
エアバッグ類 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 321,027,135 | 215,309,636 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 343,792,931 | 247,433,915 | ||||
収支 (円) | △22,765,796 | △32,124,279 | ||||
ASR [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 2,518,837,544 | 2,278,548,463 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 2,466,755,918 | 2,191,356,080 | ||||
収支 (円) | 52,081,626 | 87,192,383 | ||||
三品目合計 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 3,525,255,925 | 3,106,007,127 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 3,497,513,371 | 3,072,849,452 | ||||
収支 (円) | 27,742,554 | 33,157,675 | ||||
Hondaが使用した自動車破砕残渣処理基準適合施設は、下記 『 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 』 のホームページよりご確認ください。
豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 |
注) | [※1] | 車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。 |
[※2] | 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。 | |
[※3] | エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量 | |
[※4] |
1. フロン類 |
平成20年4月から平成21年3月で、321,106台のHondaの使用済み自動車からフロン類98,518kgを引き取った。内訳はCFCが14.7%、HFCは85.3%。払渡しを受けた預託金は685,391,246円。一方、社内で要した費用を含めた、再資源化等費用の総額は686,964,522円で、収支は1,573,276円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約5円のマイナスとなる。 尚、フロン類及びエアバッグ類の引取り・再資源化については、これを適正、確実且つ効率的に行う為、一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託している。 |
2. エアバッグ類 |
平成20年4月から平成21年3月までの使用済自動車の中で、エアバッグが装備されていた使用済み自動車は166,241台。内、車上作動処理は147,312台で車上作動比率は88.6%。一方、引き取ったインフレータの個数は376,748個で、1台当たり装備個数は2.3個/台。指定引取り場所にて回収したインフレータの個数は37,586個で、再資源化施設へ投入されたインフレータの総重量は26,244kg。内、再利用できる状態にした量が24,794kgで、再資源化率は94.5%。(基準値85%以上) 払渡しを受けた預託金は321,027,135円で、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は343,792,931円。収支は22,765,796円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約137円のマイナスとなる。 |
3. シュレッダーダスト(自動車破砕残渣:ASR) |
ASR処理となる引き取った使用済自動車は391,383台、内ASRとして引き取った車両は358,212台であった。引き取ったASRの重量は73,053t、その内65,146tをリサイクル施設及び全部利用に投入、58,822tをリサイクルした。その結果、ASRの再資源化率は80.5%になった。(2015年基準値70%以上) 尚、ASRの引取り、適正・再資源化処理については豊通リサイクルに業務委託している。 払渡しを受けた預託金は2,518,837,544円、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は2,466,755,918円であり、収支は52,081,626円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約133円のプラスとなる。 |
4. 3品目の合計 |
払渡しを受けた預託金の総額は3,525,255,925円、社内で要した費用を含めたリサイクル費用の総額は3,497,513,371円で、2008年度のフロン類、エアバッグ類、ASRの3品目の合計収支は27,742,554円のプラスとなった。 |