recyclemarc 廃棄段階のリサイクル
自動車リサイクル法 再資源化等の状況 2008年度

2008年度、Hondaとしての使用済自動車処理の最終工程である、ASRの引取り台数は約39万台(前年比+4.1%)でした。三品目別の処理状況としましては、フロン類・ASRは使用済自動車台数とほぼ同じ傾向で推移、エアバッグ類については装着率が前年度に比べさらに上昇、前年比で+11%となりました。

2008年度の「使用済み自動車再資源化等の状況」

●期間
開始した年月日:平成20年4月1日
終了した年月日:平成21年3月31日
●再資源化量
品目 項目 2008年度 2007年度
(参考)
 フロン類
[説明]
 引取重量  (1)CFC引取重量 (kg) 14,488.2 20,890.8
 (2)HFC引取重量 (kg) 84,030.1 67,149.1
 合計引取重量 (1)+(2)/Kg 98,518.3 88,039.9
 引取台数  (1)CFCの引取台数 (台) 55,141 77,822
 (2)HFCの引取台数 (台) 265,965 211,930
 合計引取台数 (1)+(2)/台 321,106 289,752
 エアバッグ類
[説明]
 引取個数  (1)回収個数 (個)[※1] 37,586 28,151
 (2)作動個数 (個)[※2] 339,162 217,668
 合計個数 (1)+(2)/個 376,748 245,819
 引取台数  (1)回収台数(台) 18,817 15,186
 (2)作動台数 (台) 147,312 100,681
 (3)一部回収/一部作動台数 (台) 112 188
 合計台数 (1)+(2)+(3)/台 166,241 116,055
 再資源化重量  引き取ったガス発生器の総重量 (kg)…A 26,244.1 19,658.4
 引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量 (kg)…B 24,793.5 18,497.6
 ASR
[説明]
 引取台数  (1)引取使用済自動車台数 (台) 358,212 335,597
 (2)委託全部利用投入解体自動車台数(台) 33,171 39,909
 合計引取台数 (1)+(2)/台 391,383 375,506
 引取重量  (1)引取ASR重量 (t) 66,941 59,012.5
 (2)委託全部利用引取ASR相当重量 (t) 6,112 6,960.4
 引取重量合計 (1)+(2)/t…C 73,053 65,972.9
 再資源化重量  (1)リサイクル施設投入ASR重量 (t) 59,034 48,836.0
 (2)リサイクル施設排出残渣重量 (t) 6,230 4,393.5
 (3)再資源化重量 (1)−(2)/t 52,804 44,442.5
 (4)委託全部利用投入ASR相当重量 (t) 6,112 6,960.4
 (5)委託全部利用排出残渣重量 (t) 94 92.7
 (6)再資源化重量 (4)−(5)/t 6,018 6,867.7
 再資源化重量合計 (3)+(6)/t…D 58,822 51,310.2
●再資源化率
品目 項目 2008年度 2007年度
(参考)
 エアバッグ類…B/A  ガス発生器の再資源化率(%)[※3] 94.5 94.1
 ASR…D/C  自動車破砕残渣の再資源化率(%)[※4] 80.5 77.8
●収支
品目 項目 2008年度 2007年度
(参考)
 フロン類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 685,391,246 612,149,028
再資源化等に要した費用の総額 (円) 686,964,522 634,059,457
収支 (円) 1,573,276 △21,910,429
 エアバッグ類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 321,027,135 215,309,636
再資源化等に要した費用の総額 (円) 343,792,931 247,433,915
収支 (円) 22,765,796 △32,124,279
 ASR
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 2,518,837,544 2,278,548,463
再資源化等に要した費用の総額 (円) 2,466,755,918 2,191,356,080
収支 (円) 52,081,626 87,192,383
三品目合計
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 3,525,255,925 3,106,007,127
再資源化等に要した費用の総額 (円) 3,497,513,371 3,072,849,452
収支 (円) 27,742,554 33,157,675
●基準適合施設名(自動車破砕残渣処理基準適合施設)

Hondaが使用した自動車破砕残渣処理基準適合施設は、下記 『 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 』 のホームページよりご確認ください。

 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部
注) [※1] 車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。
  [※2] 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。
  [※3] エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量
  [※4] ASR再資源化率計算式
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2008年度の再資源化等の状況について

1. フロン類
平成20年4月から平成21年3月で、321,106台のHondaの使用済み自動車からフロン類98,518kgを引き取った。内訳はCFCが14.7%、HFCは85.3%。払渡しを受けた預託金は685,391,246円。一方、社内で要した費用を含めた、再資源化等費用の総額は686,964,522円で、収支は1,573,276円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約5円のマイナスとなる。
尚、フロン類及びエアバッグ類の引取り・再資源化については、これを適正、確実且つ効率的に行う為、一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託している。
2. エアバッグ類
平成20年4月から平成21年3月までの使用済自動車の中で、エアバッグが装備されていた使用済み自動車は166,241台。内、車上作動処理は147,312台で車上作動比率は88.6%。一方、引き取ったインフレータの個数は376,748個で、1台当たり装備個数は2.3個/台。指定引取り場所にて回収したインフレータの個数は37,586個で、再資源化施設へ投入されたインフレータの総重量は26,244kg。内、再利用できる状態にした量が24,794kgで、再資源化率は94.5%。(基準値85%以上)
払渡しを受けた預託金は321,027,135円で、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は343,792,931円。収支は22,765,796円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約137円のマイナスとなる。
3. シュレッダーダスト(自動車破砕残渣:ASR)
ASR処理となる引き取った使用済自動車は391,383台、内ASRとして引き取った車両は358,212台であった。引き取ったASRの重量は73,053t、その内65,146tをリサイクル施設及び全部利用に投入、58,822tをリサイクルした。その結果、ASRの再資源化率は80.5%になった。(2015年基準値70%以上)
尚、ASRの引取り、適正・再資源化処理については豊通リサイクルに業務委託している。
払渡しを受けた預託金は2,518,837,544円、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は2,466,755,918円であり、収支は52,081,626円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約133円のプラスとなる。
4. 3品目の合計

払渡しを受けた預託金の総額は3,525,255,925円、社内で要した費用を含めたリサイクル費用の総額は3,497,513,371円で、2008年度のフロン類、エアバッグ類、ASRの3品目の合計収支は27,742,554円のプラスとなった。

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