自動車メーカー等は、自動車リサイクル法において、特定3物品の引き取り、リサイクル・適正処理の義務を担っています。Hondaは、フロン類およびエアバッグ類については業界共同で設立した一般社団法人自動車再資源化協力機構に、ASRについては豊通リサイクル(株)に業務委託し、特定3物品の引き取り・リサイクル・処理を適性かつ効率的に行っています。
品目 | 項目 | 2009年度 | 2008年度 (参考) |
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フロン類 [説明] |
引取重量 | (1)CFC引取重量 (kg) | 11,970.8 | 14,488.2 | ||||
(2)HFC引取重量 (kg) | 103,871.4 | 84,030.1 | ||||||
合計引取重量 (1)+(2)/Kg | 115,842.2 | 98,518.3 | ||||||
引取台数 | (1)CFCの引取台数 (台) | 47,162 | 55,141 | |||||
(2)HFCの引取台数 (台) | 331,303 | 265,965 | ||||||
合計引取台数 (1)+(2)/台 | 378,465 | 321,106 | ||||||
エアバッグ類 [説明] |
引取個数 | (1)回収個数 (個)[※1] | 48,241 | 37,586 | ||||
(2)作動個数 (個)[※2] | 482,672 | 339,162 | ||||||
合計個数 (1)+(2)/個 | 530,913 | 376,748 | ||||||
引取台数 | (1)回収台数(台) | 21,961 | 18,817 | |||||
(2)作動台数 (台) | 196,007 | 147,312 | ||||||
(3)一部回収/一部作動台数 (台) | 109 | 112 | ||||||
合計台数 (1)+(2)+(3)/台 | 218,077 | 166,241 | ||||||
再資源化重量 | 引き取ったガス発生器の総重量 (kg)…A | 34,631.9 | 26,244.1 | |||||
引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量 (kg)…B | 32,634.2 | 24,793.5 | ||||||
ASR [説明] |
引取台数 | (1)引取使用済自動車台数 (台) | 414,556 | 358,212 | ||||
(2)委託全部利用投入解体自動車台数(台) | 31,718 | 33,171 | ||||||
合計引取台数 (1)+(2)/台 | 446,274 | 391,383 | ||||||
引取重量 | (1)引取ASR重量 (t) | 78,516 | 66,941 | |||||
(2)委託全部利用引取ASR相当重量 (t) | 6,072 | 6,112 | ||||||
引取重量合計 (1)+(2)/t…C | 84,588 | 73,053 | ||||||
再資源化重量 | (1)リサイクル施設投入ASR重量 (t) | 69,515.1 | 59,034 | |||||
(2)リサイクル施設排出残渣重量 (t) | 6,271.7 | 6,230 | ||||||
(3)再資源化重量 (1)−(2)/t | 63,243.4 | 52,804 | ||||||
(4)委託全部利用投入ASR相当重量 (t) | 6,072 | 6,112 | ||||||
(5)委託全部利用排出残渣重量 (t) | 312.6 | 94 | ||||||
(6)再資源化重量 (4)−(5)/t | 5,759.4 | 6,018 | ||||||
再資源化重量合計 (3)+(6)/t…D | 69,002.8 | 58,822 | ||||||
品目 | 項目 | 2009年度 | 2008年度 (参考) |
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エアバッグ類…B/A | ガス発生器の再資源化率(%)[※3] | 94.2 | 94.5 | |||
ASR…D/C | 自動車破砕残渣の再資源化率(%)[※4] | 81.6 | 80.5 | |||
品目 | 項目 | 2009年度 | 2008年度 (参考) |
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フロン類 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 818,908,569 | 685,391,246 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 804,685,090 | 686,964,522 | ||||
収支 (円) | 14,223,479 | △1,573,276 | ||||
エアバッグ類 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 438,370,042 | 321,027,135 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 446,710,092 | 343,792,931 | ||||
収支 (円) | △8,340,050 | △22,765,796 | ||||
ASR [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 2,966,852,200 | 2,518,837,544 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 2,818,047,062 | 2,466,755,918 | ||||
収支 (円) | 148,805,138 | 52,081,626 | ||||
三品目合計 [説明] |
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) | 4,224,130,811 | 3,525,255,925 | |||
再資源化等に要した費用の総額 (円) | 4,069,442,244 | 3,497,513,371 | ||||
収支 (円) | 154,688,567 | 27,742,554 | ||||
Hondaが使用した自動車破壊残渣処理基準適合施設は、下記 『 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 』 のホームページよりご確認ください
豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 |
注) | [※1] | 車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。 |
[※2] | 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。 | |
[※3] | エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量 | |
[※4] |
【 フロン類 】 |
平成21年4月から平成22年3月で、378,465台のHondaの使用済み自動車からフロン類115,842kgを引き取った。内訳はCFCが10.3%、HFCは89.7%。払渡しを受けた預託金は818,908,569円。 一方、社内で要した費用を含めた、再資源化等費用の総額は804,685,090円で、収支は14,223,479円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約37.6円のプラスとなる。 尚、フロン類及びエアバッグ類の引取り・再資源化については、これを適正、確実且つ効率的に行う為、一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託している。 |
【 エアバッグ類 】 |
平成21年4月から平成22年3月までの使用済自動車の中で、エアバッグが装備されていた使用済み自動車は218,077台。内、車上作動処理は196,007台で車上作動比率は89.9%。 一方、引き取ったインフレータの個数は530,913個で、1台当たり装備個数は2.4個/台。指定引取り場所にて回収したインフレータの個数は48,241個で、再資源化施設へ投入されたインフレータの総重量は34,632kg。内、再利用できる状態にした量が32,634kgで、再資源化率は94.2%。(基準値85%以上) 払渡しを受けた預託金は438,370,042円で、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は446,710,092円。収支は8,340,050円のマイナスとなった。1台当りに換算すると、約38.2円のマイナスとなる。 |
【 ASR 】 |
ASR処理となる引き取った使用済自動車は446,274台、内ASRとして引き取った車両は414,556台であった。引き取ったASRの重量は84,588t、その内75,587tをリサイクル施設及び全部利用に投入、69,003tをリサイクルした。その結果、ASRの再資源化率は81.6%になった。(2015年基準値70%以上) 尚、ASRの引取り、適正・再資源化処理については豊通リサイクル(株)に業務委託している。 払渡しを受けた預託金は2,966,852,200円、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は2,818,047,062円であり、収支は148,805,138円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約333.4円のプラスとなる。 |
【 3品目の合計 】 |
払渡しを受けた預託金の総額は4,224,130,811円、社内で要した費用を含めたリサイクル費用の総額は4,069,442,244円で、2009年度のフロン類、エアバッグ類、ASRの3品目の合計収支は154,688,567円のプラスとなった。 |