recyclemarc 廃棄段階のリサイクル
自動車リサイクル法 再資源化等の状況 2010年度

2010年度、Hondaとしての使用済自動車処理の最終工程である、ASRの引取り台数は約46万台(前年比+3.6%)でした。三品目別の処理状況としましては、フロン類・ASRは使用済自動車台数とほぼ同じ傾向で推移、エアバッグ類については装着率が前年度に比べさらに上昇、前年比で +18.5% となりました。

2010年度の「使用済自動車再資源化等の状況」

●期間
開始した年月日:平成22年4月1日
終了した年月日:平成23年3月31日
●再資源化量
品目 項目 2010年度 2009年度
(参考)
 フロン類
[説明]
 引取重量  (1)CFC引取重量 (kg) 8,004 11,971
 (2)HFC引取重量 (kg) 107,703 103,871
 合計引取重量 (1)+(2)/Kg 115,707 115,842
 引取台数  (1)CFCの引取台数 (台) 33,564 47,162
 (2)HFCの引取台数 (台) 350,187 331,303
 合計引取台数 (1)+(2)/台 383,751 378,465
 エアバッグ類
[説明]
 引取個数  (1)回収個数 (個)[※1] 64,908 48,241
 (2)作動個数 (個)[※2] 600,703 482,672
 合計個数 (1)+(2)/個 665,611 530,913
 引取台数  (1)回収台数(台) 27,325 21,961
 (2)作動台数 (台) 230,335 196,007
 (3)一部回収/一部作動台数 (台) 717 109
 合計台数 (1)+(2)+(3)/台 258,377 218,077
 再資源化重量  引き取ったガス発生器の総重量 (kg)…A 44,390 34,632
 引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量 (kg)…B 41,787 32,634
 ASR
[説明]
 引取台数  (1)引取使用済自動車台数 (台) 433,482 414,556
 (2)委託全部利用投入解体自動車台数(台) 29,005 31,718
 合計引取台数 (1)+(2)/台 462,487 446,274
 引取重量  (1)引取ASR重量 (t) 81,435 78,516
 (2)委託全部利用引取ASR相当重量 (t) 5,515 6,072
 引取重量合計 (1)+(2)/t…C 86,950 84,588
 再資源化重量  (1)リサイクル施設投入ASR重量 (t) 74,917 69,515
 (2)リサイクル施設排出残渣重量 (t) 5,999 6,272
 (3)再資源化重量 (1)−(2)/t 68,919 63,243
 (4)委託全部利用投入ASR相当重量 (t) 5,515 6,072
 (5)委託全部利用排出残渣重量 (t) 507 313
 (6)再資源化重量 (4)−(5)/t 5,008 5,759
 再資源化重量合計 (3)+(6)/t…D 73,927 69,003
●再資源化率
品目 項目 2010年度 2009年度
(参考)
 エアバッグ類…B/A  ガス発生器の再資源化率(%)[※3] 94.1 94.2
 ASR…D/C  自動車破砕残渣の再資源化率(%)[※4] 85.0 81.6
●収支
品目 項目 2010年度 2009年度
(参考)
 フロン類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 840,002,036 818,908,569
再資源化等に要した費用の総額 (円) 776,350,114 804,685,090
収支 (円) 63,651,922 14,223,479
 エアバッグ類
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 535,891,392 438,370,042
再資源化等に要した費用の総額 (円) 510,727,739 446,710,092
収支 (円) 25,163,653 △8,340,050
 ASR
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 3,091,539,739 2,966,852,200
再資源化等に要した費用の総額 (円) 2,809,869,400 2,818,047,062
収支 (円) 281,670,339 148,805,138
三品目合計
[説明]
払い渡しを受けた再資源化等預託金の額 (円) 4,467,433,167 4,224,130,811
再資源化等に要した費用の総額 (円) 4,096,947,253 4,069,442,244
収支 (円) 370,485,914 154,688,567
◆ 基準適合施設名 ( 自動車破砕残渣処理基準適合施設 )

Hondaが使用した自動車破壊残渣処理基準適合施設は、下記 『 豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部 』 のホームページよりご確認ください

豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部
http://www.toyotsurecycle.co.jp/asr/index.html

注) [※1] 車体からエアバッグを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。
  [※2] 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。
  [※3] エアバッグ類再資源化率=回収金属重量/回収インフレータ重量
  [※4] ASR再資源化率計算式
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2010年度の再資源化等の状況について

【 フロン類 】
平成22年4月から平成23年3月で、383,751台のHondaの使用済み自動車からフロン類115,707kgを引き取った。内訳はCFCが6.9%、HFCは93.1%。払渡しを受けた預託金は840,002,036円。
一方、社内で要した費用を含めた、再資源化等費用の総額は776,350,114円で、収支は63,651,922円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約166円のプラスとなる。
尚、フロン類及びエアバッグ類の引取り・再資源化については、これを適正、確実且つ効率的に行う為、一般社団法人自動車再資源化協力機構に業務委託している。
【 エアバッグ類 】
平成22年4月から平成23年3月までの使用済自動車の中で、エアバッグが装備されていた使用済み自動車は258,377台。内、車上作動処理は230,335台で車上作動比率は89.1%。一方、引き取ったインフレータの個数は665,611個で、1台当たり装備個数は2.6個/台。指定引取り場所にて回収したインフレータの個数は64,908個で、再資源化施設へ投入されたインフレータの総重量は44,390kg。内、再利用できる状態にした量が41,787kgで、再資源化率は94.1%。(基準値85%以上)
払渡しを受けた預託金は535,891,392円で、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は510,727,739円。収支は25,163,653円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約97円のプラスとなる。
【 ASR 】
ASR処理となる引き取った使用済自動車は462,487台、内ASRとして引き取った車両は433,482台であった。引き取ったASRの重量は86,950t、その内80,432tをリサイクル施設及び全部利用に投入、73,927tをリサイクルした。その結果、ASRの再資源化率は85.0%になった。(2015年基準値70%以上)
尚、ASRの引取り、適正・再資源化処理については豊通リサイクル鰍ノ業務委託している。
払渡しを受けた預託金は3,091,539,739円、社内で要した費用を含めた再資源化等費用の総額は2,809,869,400円であり、収支は281,670,339円のプラスとなった。1台当りに換算すると、約609円のプラスとなる。
【 3品目の合計 】

払渡しを受けた預託金の総額は4,467,433,167円、社内で要した費用を含めたリサイクル費用の総額は4,096,947,253円で、2010年度のフロン類、エアバッグ類、ASRの3品目の合計収支は370,485,914円のプラスとなった。

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